法務

AI契約書レビューサービスとは|メリット・デメリットとサービス6選を紹介

2021年08月17日

AIリーガルテック契約書作成リーガルチェック
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AIによる契約書チェックやレビューサービスが注目を集めています。契約書の文言は省略が少ないなどの理由で、AIによる解析と相性がいいといわれます。AI契約書チェックサービスの機能やメリット、注意点とサービス5選を紹介します。

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AI契約書チェックサービスとは

AI契約書チェックサービスとは、AIが契約書の内容に関してチェックをするシステムを提供するサービスのことです。契約書のリーガルチェックやデータベース化などの機能があり、コストや業務効率面でメリットがあります。

AI契約書チェックサービスの利用イメージ

実際に利用する際には、契約書チェックサービスの多くが契約書のWordファイルなどをアップロードします。具体的には次のような手順になります。

【1】契約書をアップロード

WordやPDFの状態の契約書を、チェックツールにアップロードします。

【2】チェック

レビュー依頼をかけると、AIによる契約書のチェックが実施されます。AIによる契約書チェックサービスの多くが、最終判断などにおいて、人によるチェックも合わせて行っています。

【3】チェック結果のフィードバック

チェック結果がフィードバックされます。条文のリスクの可視化や不足項目の指摘、修正例・修正意図の提示や過去のトラブル例などをフィードバックしてくれます。

チェックできる契約書の種類

チェックできる契約書の種類はサービスによって異なりますが、売買契約書やNDA(秘密保持契約書)、投資契約など利用の多い契約書を中心に、最近では幅広い種類の契約書をチェックできるようになっています。また、英文契約書にも対応している契約書チェックサービスもあります。

AI契約書チェックのメリットとデメリット

AIによる契約書チェックにはメリットとデメリットがあります。

AI契約書チェックのメリット

AI契約書チェックには、コストやフィードバックのスピード、知見の蓄積においてメリットがあります。

コストが安い

契約書チェックをシステムで行うのでコスト削減につながります。契約書チェックは弁護士や企業内の法務担当者といった専門知識を持った人間が行うことがほとんどで、多くの費用や時間を割く必要があります。しかしAI契約書チェックツールを利用することで、時間やコストを大幅に抑えることが可能です。法務知識があまりない担当者でもチェックを完了できることもあります。
コストが少なくなることで、経済的に余裕の無い中小企業やスタートアップ企業などでも契約書チェックが可能になります。

フィードバックが早い

AI契約書チェックは、チェック結果のフィードバックが早いのも特徴と言えます。弁護士に依頼する場合、チェック完了には時間がかかることが通常です。一方でAIによる契約書チェックなら、ツールにアップロードするだけで、サービスによっては数時間でフィードバックを得ることができます。

知見を蓄積できる

AI契約書チェックツールを利用することで、組織内に知見を蓄積できます。個人だけではなく組織内で共有することにつながり、業務の属人化を防ぐほか、担当者の転職や退職により知見が喪失するのを防ぐことができます。

AI契約書チェックのデメリット

AI契約書チェックツールは、全ての契約を網羅しているわけではなく、特に、特殊な契約や前例の少ない契約のチェックには向きません。また、契約書自体の確認はできるものの、その背景にあるビジネスの実態や取引先との関係を踏まえた柔軟な判断は難しい可能性もあります。
契約書チェックの専門担当がいなくなることで、契約に問題が発生した際の責任の所在が不明確になる恐れもあります。

AI契約書チェックツールの機能

AI契約書チェックツールには、契約書のリーガルチェックやデータベース化、チェック項目のカスタマイズなどといった機能があります。

契約書のリーガルチェック

契約書のリーガルチェックにおいては、不足する条文や不利な条項、リスクのチェック、具体的なトラブル事例や修正例の提示機能などがあります。

条項の不足のチェック

AIが記憶している契約書のパターンから、契約書の不足している条項を利用企業の法務基準に照らし合わせてチェックします。人間のチェックでは時間がかかるうえに見落としや抜け漏れを防ぐことは難しい一方で、AIでのチェックは短時間で抜け漏れの無いチェックが可能です。

不利な条項、リスクのチェック

AI契約書チェックツールは、自社にとって不利な条項やリスクのチェックを行います。条項の有利・不利を判断するには高度な知見が必要であり、担当者ごとに判断の質にばらつきが出る可能性があります。しかしAI契約書チェックツールなら短期間で大量の契約書をチェックし、均質的なフィードバックを受けることが可能です。

具体的なリスクやトラブル事例の提示

具体的なリスクの例、実際のトラブル事例を提示する機能があります。記載されている条項を受け入れた場合に発生するリスクやトラブルを具体的に例示し説明してくれます。そのため、リスクを承知したうえで修正するかどうかを判断することができます。
また、サービスを継続的に利用してトラブル事例などを随時学ぶことで、担当者の法務リテラシー向上も期待できます。

修正例の提示

AI契約書チェックサービスは、リスクの判定や提示だけでなく、具体的な修正案の提示も行います。修正案の提示に当たっては判定理由や提示した理由なども表示されるため、担当者に特別な知識が無くても契約書のチェックを終えることができます。

契約書のデータベース化(検索、過去事例取得)

契約書のデータベース化も、AIチェックツールの機能の一つです。
自社契約書の保存や、ひな形・条文のストック、レビュー履歴を踏まえた比較やレコメンドの機能があります。

自社の契約書の保存

アップロードした契約書は保存され、後から見返すことが容易になります。契約書には契約の終了や更新条件が定められている場合もあり、条件に従った適切な運用を行えます。

ひな形登録、条文ストック

AI契約書チェックサービスは、契約書のひな形の登録や、条文をストックすることが可能です。ひな形や条文は類似の契約書を作成する際に流用することができます。自社の契約書ひな形をテンプレートに設定することで、条文修正例と自社のひな型における条文とを即座に確認することができます。また、アップロードした条文をストックしておくことで、修正例を確認する際にストックされた条文も併せて確認することができます。

レビュー済みの類似契約書のレコメンド

自社のレビュー済み契約書から、類似したものを抽出・レコメンドする機能があり、さらに、レビュー済みの類似契約書とどこが違うのかを表示することもできます。これにより、契約書の作成・修正時に参考すべき契約書が探しやすくなります。また、更新時の差分管理や、自社ひな形の変更管理などが容易になります。

チェック項目のカスタマイズ

チェック項目のカスタマイズ機能により、様々な契約書を自社の基準でチェックできます。サービスによっては、レビュー対象のチェックリストだけでなく、重要度なども自由に設定可能です。
検出したい条項を自社に合わせて設定することで、定型の契約書だけでなく契約者や企業に特有の条項も素早くチェックすることができます。

AIによる契約書自動作成、契約書ひな形提供(弁護士監修)

AIによる契約書自動作成機能や、弁護士が監修した契約書のひな型を利用できるサービスもあります。これらのサービスにより、自社に法務知識・経験の十分な担当者がいなくても、一定以上の水準を保った契約書をスムーズに作成することが可能です。契約書作成作業の均質化や業務効率化、属人化の解消促進に役立ちます。

AI契約書チェックサービス

リーガルテックが注目を集める中でも、AI契約書チェックサービスは特に話題を集めている分野です。具体的なサービスを紹介していきます。

LegalForce(株式会社LegalForce)

LegalForce(株式会社LegalForce)

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
LegalForceは、法務プロフェッショナルの業務を支えることを中心としたAIチェックサービスです。企業法務に精通した弁護士が作成した100種類以上のひな形を、条文・契約書単位で検索し利用できます。各ユーザーの業務状況を一覧表示でき、進捗管理にも活かせます。また、自動レビューのチェックリストや重要度表示を、自社の方針に合わせてカスタマイズ可能です。

AI-CON(GVA TECH株式会社)

AI-CON(GVA TECH株式会社)

【料金】
500円/1通~
1通目の即時チェックは無料

【特徴】
AI-CONはGVA TECH株式会社が運営する、契約書をアップロードするだけで通常1営業日、即時機能ならその場でフィードバックを出せるサービスです。契約書のリスクを不利・中間・有利などと段階ごとに表示して、問題多発項目を指摘します。リスクのある条文を指摘した上で修正例を提案しレビューをサポートするだけでなく、修正すべきか否かの判断までもサポートします。

LeCHECK(株式会社リセ/旧り~が~るチェック)

【料金】

  • 無料トライアル
    0円
  • 和文
    月額料金(税別) ¥ 20,000
  • 英文(和文含む)
    月額料金(税別) ¥ 30,000


【特徴】

LeCHECKは、クラウドAIで、和文契約書・英文契約書チェックを瞬時に行えるAI契約書レビューサービスです。
法律のプロが監修した契約書自動AIレビュー機能では、抜け漏れの指摘や不利な条項や抜けている条項を指摘し、各分野の専門弁護士の解説込みで最適な代替案を提示します。
また和文チェックだけでなく、英文契約書の機械翻訳を同時に行いながら、リスク箇所についての解説文と英文での修正文案を提示する英文契約書チェックもあるため、英文対応している契約書レビューサービスを探されている方にもおすすめです。
その他にも、国内最高峰の安全基準を満たすMicrosoft Azure環境での提供や、外部のセキュリティ審査期間にも定期的に診断を受けているため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

AI契約チェックプロセス支援システム インテリジェント契約チェッカー(エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社)

AI契約チェックプロセス支援システム_ インテリジェント契約チェッカー_エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
インテリジェント契約チェッカーは、契約書の構成や表現に関わらずにチェック箇所をAIが即座にピックアップするリーガルテックサービスです。契約書同時に表示し、対応する受発注契約書を対照する形で表示する機能があり、受発注に伴うリスクを見比べながら確認できます。組織内の契約書チェックレベルを統一できるため、業務の属人化解消にもつながります。

LawFlow(LawFlow株式会社)

LawFlow_LawFlow株式会社

【料金】
月額:55,000円~
無料トライアル:あり(30日間)

【特徴】
LawFlowは、様々な契約書を独自の基準でチェックすることができるサービスです。既に使用している契約書データをひな型に設定することで、定型の契約条項から契約者や企業特有の条項までをチェックすることができます。また、スマホやタブレットで撮影した契約書の写真を用いてチェックすることも可能であり、出先での急な業務にも対応できます。

AI-CON Pro(GVA TECH株式会社)

AI-CON Pro

【料金】
お問い合わせ

【特徴】
AI-CON Proは株式会社GVA TECHが提供するAI契約書レビューサービスです。契約審査の基準を明示化した「プレイブック」を元にAIが審査をします。プレイブックは、契約時のルールを明確化した契約審査マニュアルであり、契約書のリスクの見落としを防ぐことができます。
Word上で使用できるため、特別なソフトを導入する必要がありません。審査対象の文章とプレイブックを並べて比較検討したり、契約書の修正時に以前の条文を参考情報として参照したりすることができます。
また社内や部署間での情報の共有や更新も簡単に行うことができます。
自社で契約書のチェックや修正を即時行える点が、無料で使えるAI-CONとの大きな違いと言えるでしょう。

AI-CON Pro(アイコンプロ)|AI契約書レビュー支援クラウドをチェック

「AI-CON Pro」(アイコンプロ)は、企業法務の契約審査業務における確実性とスピードを高める、AI契約書レビュー支援クラウドです。 上場企業を中心に、200社以上の企業や法律事務所でお使いいただいている、実績豊富なクラウドサービスです。 契約審査業務には ①...

まとめ

AI契約書チェックサービスは、契約書をシステムにアップロードするだけで早期にチェック、フィードバックをもらえる、業務効率化促進サービスです。活用することで業務効率化だけでなく業務属人化の解消や知見の社内蓄積などといった効果も期待できます。契約書のリーガルチェックを始め、データベース化やデータベースを利用したリコメンド機能など、サービスによって様々な機能があります。自社の状況や目的を整理し、適切なサービスを利用しましょう。

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この記事を書いた人

QEEE編集部

QEEEは、INTLOOP株式会社が運営するビジネスの総合ポータルサイトです。 多様なコンサルティング実績をもつINTLOOPのノウハウを生かし、あらゆる経営課題・ビジネスの悩みを解決するサービスを提供しています。 QEEEマガジンでは、マーケター・人事・エンジニア・営業などの各職種に向けて、SaaS比較やビジネスコラムなどのコンテンツを各領域のスペシャリストが発信しています。

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