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【おすすめ比較9選】バックアップソフトの選ぶポイントを徹底解説!

2020年04月03日

バックアップソフト

業務で扱うデータは不測の事態に備えてバックアップを取っておくことが重要ですが、手動で定期的にバックアップを取るのは面倒であるのも事実です。そのような際に、バックアップソフトの活用がおすすめです。今回の記事では、バックアップの基本とバックアップソフトの選び方を解説した後に、無料・有料のバックアップソフトを9つご紹介いたします。

バックアップソフトを選ぶ前に

バックアップの基本①:バックアップ方法

デジタルデータのバックアップ方法は、フルバックアップ・差分バックアップ・増分バックアップの3つです。メインとする手法によって、選択するべきバックアップソフトも変化します。まずは各バックアップ方法の特徴や違いを理解し、ソフトを選定する際の参考にしてください。

フルバックアップ

ディスク内のデータをすべて複製するのを、フルバックアップと呼びます。パソコンのデータは時間経過で増加していきますが、フルバックアップは実行するたびに全て保存するのが特徴です。トラブル発生時のデータ復元がスムーズに行えるというメリットがありますが、毎日のバックアップ作業に時間が掛かるのがデメリットです。信頼性の高い手法のため、機密情報や顧客情報といった絶対に失われてはならないデータのバックアップに用いられます。

差分バックアップ

初回はフルバックアップを行いますが、2回目以降は初回データから変更・追加された部分のみをバックアップする手法です。フルバックアップよりデータ容量を節約できますが、データ復元の際には、複数のデータを繋ぎ合わせなければなりません。サーバーの容量に余裕がない場合におすすめです。

増分バックアップ

こちらも初回にフルバックアップを行いますのが、初回のデータではなく、前日のデータから変更・追加された部分をバックアップの対象とします。バックアップ時間が短くディスク容量の使用も最小というメリットがありますが、データ復旧の際は最も時間がかかるのがデメリットです。「データ復元の機会がほとんど発生しないので、バックアップ作業に掛かる時間を可能な限り短縮したい」という場合におすすめできます。

バックアップの基本②:バックアップ対象

バックアップは、復元対象となるデータの種類も重要です。システム全体を取得するイメージバックアップ・ファイル単位で取得するファイルバックアップの2種類が存在します。企業で運用するデータの復元に適しているのはどちらか、一度確認してみましょう。

イメージバックアップ

システム全体をバックアップ対象とするのが、イメージバックアップです。システム全体で問題が発生しても復旧できる・問題個所が特定できなくても復旧に支障がないというメリットがあります。ただし、バックアップには時間がかかり、復旧時に発生するムダも多いので注意しましょう。フルバックアップと同じく、システム全体を厳重に守りたい場合におすすめの手法です。

ファイルバックアップ

システム全体ではなく、ファイル単位でバックアップを行う昔ながらの手法です。バックアップが必要なポイントのみを保護できる、ファイル単位の復旧が迅速というメリットがあります。その反面、システム全体の障害には弱く、最悪の場合OSやアプリケーションの再インストールが必要なので注意しましょう。重要データのみを重点的に保護したい場合におすすめの手法です。

バックアップソフトを選ぶポイント

バックアップの基本を学んだら、次はソフトを選択する際のポイントを確認しましょう。バックアップの対象・バックアップ先・搭載されている機能・利用に必要な費用がそれぞれ違うので注意が必要です。企業で予定されている業務に沿ったバックアップソフトを選択してください。

ソフトが対応しているOS

バックアップソフトは対応しているOSが決まっているため、間違えないようにしましょう。例えば、MacOS用バックアップソフトで、WindowsOSを搭載したパソコンのデータは復旧できません。また、WindowsOS用でも、「最新の10には対応しているがそれ以前の7やvistaには対応していない」というケースがあるので、注意が必要です。

バックアップの保存場所

バックアップデータの保存場所も重要です。外付けHDDやNAS(複数のパソコンで共有可能なLAN接続の外付けHDD)を保存場所とするケースが一般的ですが、可搬性を優れるDVD-Rなどのメディアも選択肢に入ります。近年はクラウドサービスも充実しているため、ローカルではクラウドを保存場所とするケースも増えています。企業の環境に適した保存場所を設定しましょう。

ソフトに搭載されている機能

バックアップ機能に加え、定期的にバックアップを設定するスケジューリング機能や世代管理機能(最新の状態だけでなくその前の状態も復元できる機能)もソフトに搭載されています。クラウドにバックアップデータを保存する機能や、パソコンだけでなくスマートフォン・タブレットに対応するマルチデバイス機能も登場しており、業務で必要な機能の見極めが重要です。

バックアップソフトの費用

バックアップソフトには、バックアップ機能のみを搭載した無料版と、機能が充実しており作業スピードも高速の有料版が存在します。社員の少ない中小企業で最低限のバックアップ作業も十分なら無料版、社員の多い大企業で業務用データを安全かつ高速に保存したいなら有料版と使い分けましょう。

無料バックアップソフト

バックアップソフトについて解説してきましたが、「では実際に何を選択すればいいの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はおすすめのソフトを無料・有料に分けて紹介します。それぞれの特徴や機能を比較し、自社での業務に適した種類を見極めてください。

BunBackup

【概要】
個人および企業での利用を目的とした、WindowsOS用のバックアップソフトです。バックアップ元からバックアップ先へ、条件を指定して保存する形式となっています。完全フリーとなっており、高機能で使いやすいバックアップ機能を気軽に利用可能です。設定を追加することで、除外フォルダ、自動バックアップ、世代管理といった高度な機能も利用可能です。初めてバックアップソフトを操作する方は、BunBackupで感覚を掴みましょう。 
また、機能を追加する方法が詳しく記載された電子書籍が800円(税抜)で販売されています。

Backup

【概要】
こちらも、個人・企業を対象とするWindowsOS用の無料バックアップソフトです。ファイルやフォルダのミラーリング(別のストレージにまったく同じ構成で複製する)に対応している、バックアップログ作成が可能、バックアップ終了時の動作を指定できるという特徴があります。BunBackupよりも簡素な機能となっているため、パソコン操作に慣れていない方におすすめです。

realsync

【概要】
BackupやBunBackupと同じく、Windowsに対応している無料バックアップソフトです。更新されたファイルのみをコピーするため、高速でバックアップ業務が可能というメリットがあります。ただし、動作確認はWindows8までとなっており、最新のWindows10には対応していません。旧型のWindowsOSを運用している方は、利用を検討してみましょう。

無料プラン有!有料バックアップソフト

FBackup

【概要】
4ステップの操作で簡単にデータのバックアップを作成できる、扱いやすいバックアップソフトです。無料版が用意されており、制限なしで自由に利用できます。UIが使いやすい、データをzipファイルで2Gサイズに圧縮するフルバックアップと圧縮せずに元データのコピーを生成するミラーバックアップを選択可能、ウィザード方式(質問に応えてたやすく操作できる方式)なのが特徴です。簡単に操作できるソフトをお探しの方におすすめできます。

【プラン・シリーズ】
FBackup:無料で利用できるプラン
Backup4all Professional:メール通知やバックアップオプションを追加した有料プラン

【料金】
FBackup:無料
Backup4all Professional:43.99$(約4,721円)

Iperius Backup

【概要】
WindowsOSパソコン向け、サーバーとワークステーション向けの2種類を提供するバックアップソフトです。専用アプリケーションを利用してバックアップ操作の管理や監視を行うことができる、リモートアシスタンス機能で専門家のテクニカルサポートを受けられるといった特徴があります。厳重に保存したい機密情報を扱う企業におすすめです。

【プラン・シリーズ】

  • IPERIUS FREE:クラウドへのバックアップやイメージバックアップ機能をオミットした無料版
  • IPERIUS ADVANCEDシリーズ:PCとサーバー用に作られたバックアップ機能を持つ有料版


【料金】

  • IPERIUS FREE:無料
  • IPERIUS ADVANCEDシリーズ

Desktop:パソコン1台の場合29$(約3,116円)、3台の場合59$(約6,339円)

Essential:69$(約7,413円)

Advanced VM:219$(約23,528円)

Advanced DB:149$(約16,008円)

Advanced TAPE:149$(約16,008円)

Adv Exchange:149$(約16,008円)

FULL:269$(約28,900円)

EaseUs

【概要】
消失したデータの復旧率が97.3%と謳う、データ復旧機能に特化したバックアップソフトです。あらゆる形式のファイルデータ復元が可能、さまざまなデータ消失形式に対応している、プレビュー機能で復元したいファイルの形式を指定できるといった特徴があります。復元失敗が許されないデータを扱う企業におすすめのサービスです。

【プラン・シリーズ】
ソフトが多岐に渡ります。ここではデータ復元・復旧のためのソフトとバックアップ・復元のためのソフトを紹介します。

  • データ復元・復旧ソフト
    EaseUS MobiSaverシリーズ:IOSプラン、Androidプラン
    EaseUS Data Recovery Wizardシリーズ:Windowsプラン、Macプラン
  • バックアップ&復元ソフト
    EaseUS Todo Backupシリーズ:個人・ホームオフィス向けプラン、企業向けプラン、Mac向けプランがあります。


それぞれの製品で無料版が提供されているので、利用して性能を確認しましょう。

【料金】

  • EaseUS MobiSaverシリーズ

<IOSプラン>
Free:無料
Pro:5,980円
Free for Mac:無料
Pro for Mac:6,990円
<Androidプラン>
Free:無料
Android Pro:4,490円

  • EaseUS Data Recovery Wizardシリーズ

<Windowsプラン>
Free:無料
Windows Pro:8.900円
Windows Pro+Winpe:11,990円
Windows Technician:35,880円
<Macプラン>
Free:無料
Mac Pro:10,990円
Mac Technician:35,880円

  • EaseUS Todo Backupシリーズ

<個人・ホームオフィス向けプラン>
Free:無料
Home:3,590円
<企業向けプラン>
Workstatione:9,480円
Server:43,080円
Advanced Server:55,080円
Technician:108,800円
<Mac向けプラン>
無料ダウンロード版
有料版:4,799円

他のシリーズ情報は公式ページをご覧ください。
https://jp.easeus.com/store/

Acronis True Image

【概要】
バックアップ機能とアンチマルウェアテクノロジーを備え、データやアプリを包括的に保護するソフトウェアです。システム・ファイル・仮想マシン単位で復元が可能、クラウドバックアップであらゆるデバイスからアクセスできる、AI(人工知能)を利用してリアルタイムでランサムウェアをブロックできるのが特徴です。マルウェアを排除して、データを確実に保存したい方におすすめです。

【プラン・シリーズ】
トライアルプラン:30日間利用できる無料プラン

Standard:買い切りの有料プラン

Advanced:サブスクリプション形式の有料プラン

Premium:機能をさらに追加したサブスクリプション形式の有料プラン

【料金】
トライアルプラン:無料

Standard:5,264円(税抜)

Advanced:年間3,906円(税抜)

Premium:年間7,826円(税抜)

AOMEI Backupper

【概要】
システムドライブ含む、ハードディスク全てのデータをバックアップできるソフトウェアです。バックアップイメージからリカバリができる、システム・ディスク・パーティションのクローンを作成できる・各種ユーティリティツールが充実しているという特徴があります。イメージバックアップを重視する企業におすすめです。

【プラン・シリーズ】
ここではPCのバックアップ機能を含む製品を紹介します。

  • AOMEI Backupperシリーズ


【料金】

  • AOMEI Backupperシリーズ

AOMEI Backupper Standard:無料

AOMEI Backupper Professional:5,980円

AOMEI Backupper Workstation:6,580円

AOMEI BackupperServer:23,984円

AOMEI Backupper Technician:54,980円

AOMEI Backupper Technician Plus:77,980円

※自動アップグレード版の1ライセンス契約時の価格を記載
他のシリーズ情報は公式ページをご覧ください。
https://www.aomei.jp/buynow.html

Backblaze

【概要】
全てのデータを全てクラウドバックアップで保存するソフトウェアです。付言したデータをiPhone・ipad・androidでダウンロードできる、個人キーと暗号化を利用してデータを安全に保存できる、WindowsだけでなくMacにも田王しているという特徴があります。幅広いOSやデバイスを利用する企業におすすめのサービスです。

【料金】
月額:6$(約645円)

1年:60$(約6,453円)

2年:110$(約11,831円)

まとめ

バックアップソフトは、万が一データの消失や流出が発生しても、元通りに復元できる心強い存在です。初めて導入するという方は、まずフリーソフトを導入して感覚を掴みましょう。有料ソフトを検討されている方は設けられている無料トライアル期間を活用することをおすすめします。

なお、バックアップができるソリューションには クラウドタイプのサービスも存在します。

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この記事を書いた人

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