プロジェクトマネジメント

【図解】フローチャートの書き方を解説!基本からデザインのコツまで

2021年12月03日

フローチャート

業務や問題解決の流れを整理する際、図解で書き起こすことが可能なフローチャートは役に立ちます。頭で流れを整理するよりも効率的に思考ができますし、情報共有といった点でもメリットがあるのがポイントです。

今回の記事ではフローチャートを実際に書いてみる際に大切な基本のルール、記号の種類、デザインのポイントの3つを解説していきます。初めてフローチャートを作成するという方の参考になれば幸いです。

フローチャートとは

フローチャートとは「図を駆使しながらプロセスの流れを可視化して、矢印でつなげたもの」です。業務内容を整理したり‎プログラミング内容を可視化したりする際に利用されます。

フローチャートをビジネスで活用できると、思考をいったん整理した上で冷静に判断ができるようになります。また課題の発見や業務工程の見直しなどにも活用できるので、幅広い用途で利用できるのもポイントです。

どのようなツールで作成するべき?

フローチャート自体は作成方法を覚えていれば、Excelといった基本的な業務ソフトウェアでも制作可能です。

またフローチャート作成に特化したWebツールなども存在しており、そちらではフローチャートの作成や管理、情報共有などへ集中できます。フローチャートツールのおすすめについては以下の記事でもご紹介しているのでぜひご覧ください。

あわせて読みたい

【比較5選】フローチャート作成ツールを紹介!書き方のポ...

日常業務を行っていると、自身が携わっている業務の処理や判断の流れをまとめなければいけない場面があるかと思います。そういった際に知っておきたい手法のひとつにフローチャートが存在します。業務フローを図式化することでチームメンバーに分かりやすく共有...

【フローチャートの書き方①】基本ルール

まずはフローチャートの基本ルールとして、以下の4つを意識してみてください。

  • チャートの流れを意識する
  • 流れが逆行するときは図の下を通す
  • 記号と記号は間隔をあけて配置する
  • 流れに適した記号を用いる

チャートの流れを意識する

フローチャートのフローは「流れ」という意味です。そのため流れが気持ちよくスムーズになるように図を作成していく必要があります。

  • 左から右
  • 上から下


といったように、目で自然と追うことができる方向へ図を広げていくと書きやすく分かりやすいフローチャートになります。分岐処理といった一見ややこしい流れもありますので、流れの向きを意識して配置しましょう。

流れが逆行するときは図の下を通す

作業の流れとして、どうしてもフローチャートを逆行しなければならないということも考えられます。その場合、図の下を通した上で矢印が重ならないように描く必要があるのを覚えておきましょう。
フローチャートにおいて線同士が重なるのはNGです。流れが重なって見えるので目で追うのが難しくなり思考も混乱してしまいます。矢印を追うだけでスムーズに流れを追えるような図になるよう工夫しましょう。

記号と記号は間隔をあけて配置する

デザイン全体に言えることですが、フローチャートにおいてもデザイン・使い勝手両面でよい図になるように、記号と記号はある程度の間隔を明けながら配置していきましょう。

要素同士の間隔が狭く矢印が見えにくいフローチャートになってしまうと、流れを追うこと自体が困難になってしまいます。余裕をもって要素同士を配置することで、要素同士の関係性が分かりやすくなり、流れも理解しやすくなるでしょう。

流れに適した記号を用いる

流れに適した記号を活用することで要素同士の関係性が分かりやすくなり、理解促進につながります。

たとえばフロー全体で長方形を使ってプロセスを説明してしまうと、どれが何のプロセスを表すのかいまいち分かりにくくなってしまいます。そのため、フローチャートにはプロセスを視覚的に理解しやすくするための記号がいくつか用意されています。詳しい記号については以下で解説していきます。

【フローチャートの書き方②】具体的な記号の種類

フローチャートには以下のような記号の種類があります。

  • 開始・終了
  • プロセス・処理
  • 判断・条件分岐
  • ループ
  • システム・データベース
  • データ入出力
  • 書類・ドキュメント
  • 定義済み処理
  • 接続(結合子)
  • 接続(外部結合子)

開始・終了

開始/終了

フローチャートにおける始めと終わりに使う記号です。プロセスの開始と終了時にそれぞれ角丸長方形を使い図示します。

フローチャートを作るうえで絶対に使う記号なので、まずは押さえておきましょう。またプロセスの開始と終了時にのみ図示する記号なので出現頻度はそこまで多くならないと思います。

プロセス・処理

処理

開始と終了に挟まれる、プロセス1つ1つを表す記号です。通常の長方形を書いて、中にプロセス内容を記載していくのがポイントです。長方形の中へ記載するプロセス内容は基本1つになります。

プロセスが長くなるほど、長方形の利用頻度も高まっていくでしょう。そのためフローチャートで使う記号の中で最も出現頻度が多くなる可能性もあります。

判断・条件分岐

判断・条件分岐

判断によってプロセス内容に分岐が見られる際は、判断・条件分岐に関する記号を使っていきます。具体的にはひし形の中にまず判断内容を記載して、「YES」、「NO」といった分岐内容を記載した上で線を次の図形へつなげていきます。

業務において判断や分岐が起きる際は、分岐の仕方が煩雑にならないように注意しながら判断・条件分岐記号を使っていきましょう。

ループ

ループ

繰り返し作業する必要がある、といった特性のあるプロセスにはループ記号を使います。台形型の六角形でループ内容を挟むことで表現を行うのがポイントです。ループする処理をパティとするならば、上下に配置されるループ記号がバンズといったところでしょう。

ループ記号には終了するための条件を記載する必要があるので注意してください。

システム・データベース

システム・データべ―ス

ITシステムにおけるデータ保存などが発生する際は、システム・データベースに関する記号を使います。円柱の図形になっており、側面と正面両方が存在する記号になるのがポイントです。中には利用するシステム名を記載します。

データを保管したりするプロセスが発生する際は、円柱で表現して分かりやすくしてみてください。

データ入出力

データ入出力

データを入力・あるいは出力する場合は平行四辺形を使い表現します。入力と出力の間に処理内容を挟んで、何をデータとして入出力するのか表したりする際などに使われます。処理の前に平行四辺形があれば入力、後にあれば出力です。

データベース・ファイルをそれぞれ分割して図示したい際には積極的に活用してみましょう。

書類・ドキュメント

書類・ドキュメント

プロセスにおいて書類が発生する場合は書類・ドキュメントの記号を使います。長方形の下部を波型にしたような図形を使うのがポイントです。

作業によって発生する書類はその作業を表現している図形に重ねて表記します。また複数の書類が同時に発生するような場合は、書類・ドキュメント記号を重ねるように描くことで複数書類を表現するのも覚えておきましょう。

定義済み処理

定義済み処理

1つのフローチャートだけではすべてのプロセスを表現しきれないときがあります。そこでプロセスを分けてチャートを作成したい時は定義済み処理の記号を使います。長方形の内部、右端近くと左端近くにそれぞれ直線を引いた図で表現するのがポイントです。

使用頻度や認知度がある処理に関しては使ってみてください。

接続(結合子)

接続(結合子)

フローチャート内にうまくプロセスを収めきれそうにないときは、接続(結合子)の記号を使いましょう。正円の中に「1」といった数字を書いて誘導を行い、別のスペースに詳しい処理内容を記載していきます。

細かくプロセス内容を説明しようとすると、フローチャートが複雑になったりといったトラブルが出てきます。そのため接続(結合子)をときには用いながら説明を行う必要があるでしょう。

接続(外部結合子)

接続(外部結合子)

先ほどの正円と同じく、プロセス内容が細かくてフローチャートを単に描くだけでは説明しきれない際に利用します。下に矢印が向いているような五角形を用いて表現を行うのがポイントです。

中には参照するページやIDなどを振って誘導を行います。使い過ぎると行ったり来たりが増えて見にくいフローチャートになるリスクもあるので、注意して使っていきましょう。

【フローチャートの書き方③】デザインのポイント

フローチャートにおいては、的確に内容を伝えられるかが重要です。そこで以下のようなポイントを踏まえて図を作成していきましょう。

  • 使用する色に目的を持たせる
  • 記号は目的に応じて変更してもよい

使用する色に目的を持たせる

フローチャートで使う色は自由です。ただし多色にし過ぎると見にくいチャート図ができあがる可能性があるので、色を数種類に絞った上でそれぞれに目的を持たせておくことが重要です。

  • 重要プロセスは赤にする
  • 担当者記載エリアは黄色にする


といった工夫で見やすいフローチャート作成を目指していきましょう。

記号は目的に応じて変更してよい

フローチャート作成においては先ほどご紹介した記号を使うと便利ですが、必ずしもご紹介した記号だけを使えばよいとは限りません。

たとえば判断・条件分岐においてはひし形ではなく、長方形を使った上で分岐線を作成するパターンもあります。自社で見やすく共有できる図であれば大丈夫なので、事前にメンバーとも話しながらどんな記号を使うのか決めておきましょう。

まとめ

今回はフローチャートの書き方やデザインのポイントなどをご紹介してきました。

フローチャートを描くことで、頭の内容を整理しながら業務課題の洗い出しなどが行えます。業務ツールにもフローチャートが搭載されているパターンがあるので、ぜひ活用しながら効率よくフローを効率化してみてください。

また図形の種類や機能も覚えて、見やすいフローチャート図を制作するようにすることも忘れないようにしましょう。

この記事を書いた人

QEEE編集部

QEEEは、INTLOOP株式会社が運営するビジネスの総合ポータルサイトです。 多様なコンサルティング実績をもつINTLOOPのノウハウを生かし、あらゆる経営課題・ビジネスの悩みを解決するサービスを提供しています。 QEEEマガジンでは、マーケター・人事・エンジニア・営業などの各職種に向けて、SaaS比較やビジネスコラムなどのコンテンツを各領域のスペシャリストが発信しています。

投稿一覧へ

他サービスはこちら