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EFO(エントリーフォーム最適化)とは?ポイントや役立つソリューションを解説

2021年04月09日

EFOエントリーフォーム最適化

もしも自社サイトの運営で「入力フォームまで辿り着く人は多いのに成果に繋がらない」という課題を抱えているのであれば、EFO(エントリーフォーム最適化)を行うことをおすすめします。BtoC・BtoBに関わらず、個人情報を取得するための入力フォームはCVに直結する重要な機能です。
今回の記事では「EFOを初めて知った」という初心者の方に向けて、「EFOとは何か」「どのようなポイントを抑えて改善していけばよいか」などの基本的な知識を解説していきます。最後にはどのようなソリューションを活用すれば入力フォーム改善の近道になるかにも触れていきますので、課題解決の参考になれば幸いです。

EFOとは

EFOとはEntry Form Optimizationを略した言葉で、「入力フォーム最適化」を意味します。会員登録や商品購入などの、ユーザーに情報を入力してもらう場面で、入力の負担を減らして離脱率を下げることを目指す施策です。

EFOの必要性

EFOが必要とされるのには理由があります。EFOを実施することで期待できる2つの効果を紹介します。

成果に直接影響がある

ユーザーが入力フォームの項目を埋めている途中で、不明点が発生する、入力する項目が多すぎるといった理由で離脱するケースは少なくありません。

ユーザーが入力フォームを埋めるのは、「もっと詳しく知りたい」「購入したい」とサービスや商品に強い関心があるケースに限られます。CVポイントに近いところにいるにもかかわらず離脱してしまうのは非常にもったいないことです。

EFOを実施してコンバージョンまでスムーズに誘導できれば、CVRを上げ、CPAを下げることにつながります。

ユーザー体験の向上

EFOを改善することは、ユーザー体験の向上にもつながります。

入力フォームを埋めているときにエラーが出るものの具体的な修正内容がわからない、あるいは自動保存がされないため、エラーが出るたびに始めからすべて入力しなおす必要があるといったケースでは、いいユーザー体験は得られません。

UXの悪い使い勝手の悪い入力フォームでせっかく高い関心を示してくれたユーザーを離脱させないために、EFOに取り組むことが必要です。

EFOのポイント

EFOを実施する際、押さえておきたいポイントは以下の4つです。

  • 入力情報を最低限に抑える
  • 入力補助機能を搭載する
  • 離脱のポイントを作らない
  • フォームのデザインを工夫する


それぞれ詳しく解説します。

入力情報を最低限に抑える

ユーザーが入力する情報をできるだけ少なくすることは、EFOの基本です。入力する内容を短くしたり、入力項目を極力減らしたりするようにしましょう。

たとえば単に資料を請求するだけなのに、住所や携帯番号、家族情報など多くの項目への入力を求められることがあります。入力項目が多いと、入力が面倒と感じさせると同時に、不必要に個人情報を提供することに対して不安を抱かせてしまう恐れがあります。

入力してもらう項目は、ユーザーが求めるものを入手するのに必要と思える最低限の項目に絞り、手間と心理的負担を減らすようにしましょう。

入力補助機能を搭載する

ユーザーが入力する手間を極力省くために、入力補助機能を搭載するのもおすすめです。入力補助機能には以下のようなものがあります。

  • 郵便番号を入力すると住所が自動で補完される
  • 名前を入力すると自動でフリガナが振られる
  • メールアドレスを入力すると@以降の候補が表示される
  • 銀行名を入力するときに最初のひと文字を入力すると候補が表示される


入力補助機能を搭載すると、ユーザーの負担が軽くなると同時に入力時間も短縮されるため、離脱の機会を減らせます。

離脱のポイントを作らない

EFOにおいては、離脱ポイントをできるだけ作らないことも大切です。基本的には他のページに遷移するようなリンクは省くようにしましょう。
注意しなければならないのは、いったんメールアドレスを入力して仮登録のメールを送信し、記載されたURLから本登録を行う場合です。メールアドレスの記載ミスによるトラブルは防げますが、離脱のポイントを与えてしまうためです。しかしながら、このパターンにおいてはどちらのリスク軽減を重視するかは状況により異なります。メリットデメリットを比較しての判断が必要です。

フォームの表現を工夫する

EFOでユーザーの離脱を阻止するためには、フォーム自体の表現を工夫することも大切です。

送信ボタン

送信ボタンは大きさや背景色などを他のボタンと違ったものにし目立たせ、よりわかりやすくクリックしやすくすることが大切です。

送信ボタンの文言も、クリックすることでどのようなアクションが起こるのかを想起できるものにします。単に「送信する」とするのではなく、「次に進み規約を確認する」「会員登録を完了する」といった、現在どこまで進んでいるのか内容がわかる文言にするのがおすすめです。ただし、不安を煽るような内容、長いテキストなどは逆効果になる可能性があるので、シンプルかつ分かりやすい文面になるよう工夫が必要です。

ボタンの設置場所については、ユーザーの視線が移動する先に設置するのが基本です。最後に入力した項目の直下に、目立つように配置するようにしましょう。

ステップの表示

「自分が今どのステップに居るのか」「目標が達成するまでにあとどれだけのステップが残っているのか」といった情報を可視化することも効果的です。
たとえば入力項目を少なく見せるために、入力項目ごとにページを分けるケースが時々見られます。最初のページで氏名を入力させ、次のページでは住所と電話番号を入力させ、といったパターンです。たしかに1回にかける負担は減りますが、トータルで入力項目が多ければ、結局は離脱してしまいます。さらにページを遷移することで、離脱機会を与えることにもつながります。そのため、あと何回の入力で終了するのかをあらかじめ示しておくと、心理的負担を減らせるでしょう。

ポップアップの表示

住所や電話番号は半角で入力が必要なのに、全角で入力してしまいエラーが出た、といったときにもユーザーは再度の入力が面倒になって離脱の可能性が高まります。多くのユーザーが入力に迷う項目にカーソルを移動したら適切な指示をポップアップで表示するのがおすすめです。

入力を完了していないのにほかのページに移動しようとしたときに、上記のような形で「ページから離れますか?」といったポップアップを表示するのも、ユーザーの離脱を防ぐのに効果があります。

EFOに役立つソリューション

ここからは、EFOを実施するにあたり役立つソリューションを2つ紹介します。

EFOツール

EFOには、フォーム改善に特化したEFOツールがあります。EFOツールには、ユーザーの入力をサポートし、離脱を防ぐための以下のような機能が備わっています。

リアルタイムアラート:入力した情報に誤りがあると知らせてくれる機能

背景のカラーリング:入力必須の項目に色をつけて目立たせる機能

ナビゲーション機能:入力の進捗状況をリアルタイムで知らせる機能

住所入力補完機能:郵便番号を入力すると住所を補完してくれる機能

ページ離脱アラート:登録が完了していない段階でほかのページに移動する際アラートを出す機能

EFOツールにはほかにもユーザーが使用しているデバイスや入力項目ごとの離脱率、要している時間などのデータを集積して分析する機能や、分析データをまとめてダウンロードできるレポート機能が備わっていることもポイントです。

EFOツールを導入すれば、数値データに基づいて効果的に改善を進められるでしょう。

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チャットボット

手間がかかる、離脱されるといった入力フォームのデメリットを解消するために近年開発されているのが、チャットボットを活用したコンバセーショナルフォームです。
コンバセーショナルフォームでは、「お名前は?」「メールアドレスは?」といった質問にユーザーが回答していく形で入力を行います。
チャット形式で投げかけられる質問に、一問一答形式で答えていくだけなので、ユーザーは現在投げかけられている質問だけに集中できます。入力を間違ったときも、「もしかして○○ではありませんか?」と優しく指摘することが可能です。
LINEやMessengerでのやり取りになれているユーザーには馴染みやすく、負担感を軽減できることがメリットです。
ただしチャットボットを利用しての入力フォームは、先にどれくらいの質問があるのか視覚的にわからないことがデメリットです。そのため質問を開始する時点で、「これから5つの質問をします」と項目数を宣言するといった工夫が必要になります。

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まとめ

入力フォームまで進んでいる顧客は、商品やサービスに高い関心を持っているため、離脱を防ぐことが重要です。EFOを実施して入力フォームを改善することで、CVRやCTAを向上できる、ユーザー体験をよくするといった効果が期待できます。
EFOを実施するときには、EFOツールやチャットボットを活用すると効果的です。入力フォームを改善し、成果を向上させましょう。

この記事を書いた人

QEEE編集部

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