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Google、Cookie廃止後も個人のトラッキングはしない方針を明言

2021年03月04日

リターゲティング広告GDPR個人情報Google

Googleは3月3日、公式ブログでサードパーティCookieに代わるユーザーレベルの識別子の構築をしない方針であることを発表しました。

サードパーティCookieは広告の精度を高めるために不可欠とされてきました。 Googleはブログの中で、サードパーティCookieの代替手段として別の識別子への置換という方法をとっているアドテク企業もあるが、Googleは別の識別子の構築はしない、また「広告製品でこれらを使用しない」としています。代わりに機械学習によって共通の興味関心を持つグループを生成する方法をとります。

Googleは広告主の利益だけでなく、Googleのサービスを利用するユーザーのプライバシー保護が必須であり、本質的に個人の追跡をしないことを明確化したと考えられます。

インターネット上のプライバシー保護は、GDPRCCPAといった規制の厳格化もあり、各社でサードパーティCookie対応の廃止が進んでいます。

Appleは2017年からSafariに「ITP(Intelligent Tracking Prevention)」を搭載しています。また、FireFoxはクロスサイトトラッキング Cookieなどをブロックするプライバシー保護機能がデフォルトで有効化されています。

Googleも昨年1月、ChromeにおけるサードパーティCookieのサポートを「2022年までに段階的に廃止する」と発表しました。

マーケターや広告主への対応は?

とはいえ、Googleが無料で高機能なサービスを提供するには広告ビジネスが欠かせず、関連性の高いオーディエンスに広告をリーチする方法が必要です。

広告の「トラッキングに代わる有効な手段」として Googleは「個別の識別子を共通の関心対象をもつグループに置き換える」方法(プライバシー サンドボックス技術FLoC」)の検証を進めており、「 Cookie ベース広告と比べて投資 1 ドルあたりのコンバージョン率 95% 以上」の検証結果を示したとしています。

このFLoCベースの方法は3月には公開テスト(オリジントライアルを通じて実施)、第2四半期には広告主との検証に進むことが予定されています。

また、マーケターが独自のオーディエンスを形成する「FLEDGE」という仕様についても、今年後半にテストが公開予定です。これらのドキュメントやプログラムはGithub上で公開されています。

一連のプライバシー保護に向けた対応が進められていくうえで、Googleは広告主に向けて、コンバージョン測定の混乱を防ぐため、グローバルサイトタグまたは Google タグマネージャーを使用してサイト全体のタグ付けによるコンバージョン計測を推奨しています。

Google Japan Blog

https://japan.googleblog.com/

https://japan.googleblog.com/2021/02/2021-privacy-sandbox.html

サイト全体にタグを設定(Google広告ヘルプ)

https://support.google.com/google-ads/answer/9094505

FLOCのホワイトペーパー

https://github.com/google/ads-privacy/blob/master/proposals/FLoC/FLOC-Whitepaper-Google.pdf

FLEDGE

https://github.com/WICG/turtledove/blob/master/FLEDGE.md

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