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SEO対策とは?基本知識から対策方法まで解説

2021年10月29日

SEO

Webサイトを利用したマーケティングを行うのであれば、「SEO」の知識は最低限理解しておく必要があります。なぜならば、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させるためには、SEO対策が必須であるためです。
そこで今回の記事では、SEOとは一体何なのか、マーケティング初心者の方に向けて細かく解説していきます。SEOを語る上で重要なGoogleとの関係性、自社のサイトで必要になってくる具体的なSEO対策などにも触れていきますので、基本的なSEOの知識を得たいという方の参考になれば幸いです。

SEOとは

SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略語で、自社サイトがGoogleやYahoo!などの検索結果で上位表示されるための施策を指します。同じように検索結果にコンテンツを表示させる方法として「リスティング広告」もありますが、これら2つは異なる施策です。

リスティング広告はWeb広告の一種です。タイトルの横に「広告」という表示が出るので分かりやすいでしょう。お金を掛ければ上位に表示することが可能なため、コストは掛かりますが短期的な出稿でも効果が期待できます。

一方でSEOは、リスティング広告とは違いお金を掛けずに行うことが可能な施策です。しかしながら、検索エンジンの評価に基づいて表示順位が変動するため、「対策をしても思うように効果が出ない」といった悩みに直面することもあり得るでしょう。SEOで重要なポイントは、ユーザーの満足度や検索時の利便性を意識して、ユーザーが求める情報やコンテンツを適切にわかりやすく提供することです。ユーザーにとって有益なWebサイトと判断されれば、検索エンジンから高く評価される仕組みとなっています。

検索順位が決まるまでの流れ

検索順位が決まるまでには、以下の3つのステップがあります。

  1. クローリング:クローラー(検索エンジンのロボット)がサイトを発見する
  2. インデックス:サイトをデーターベースに登録する
  3. ランキング:サイトの検索順位が決まる

このように、クローラーがサイトを巡回することでWebサイトがインデックスされ、検索順位が決定されます。そのため、大前提として以下のようなポイントを抑える必要があります。

  • クローラビリティを意識したサイト構築を行う
  • インデックスを正しく行う

クローラビリティとは、クローラーによるWebページの認識・発見のしやすさを意味します。検索エンジンがサイト内を巡回しやすいよう、構造を工夫するということです。具体的な方法は、「SEO対策②内部対策」の章にて解説します。

インデックスを正しく行う方法として、まずサイトマップを送信するという方法があげられます。初めてサイトを立ち上げた場合、クローラーの巡回が遅れることで検索結果に中々表示されない可能性が考えられます。その対策として、サイトマップをGoogleに送信することでインデックスを促すという方法が存在します。

その他の対策として、低品質なページや重複ページをインデックスから除外する方法があげられます。コンテンツ量が極端に少ないページや、内容が重複しているページなどが存在する場合、サイト全体の評価を落とす原因になっている可能性があります。その対策として、Googleにインデックスを除外する申請を送るという方法が存在します。

なお、これらインデックスの対応は、Google Search Consoleの機能から行うことが可能です。

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基本的なSEOの評価基準

次にSEOの基本的な評価基準について見ていきましょう。ここでは4つの基準をご紹介します。

検索キーワードと内容がマッチしているか

1点目の基準は検索キーワードと記事内容がマッチしているかどうかです。検索キーワードと記事内容が合致していなければ、そもそも読者にクリックされることがないだけでなく、Googleからの評価も落ちやすくなってしまいます。記事を公開する前に、検索キーワードと記事内容がずれていないかを確認しておきましょう。

検索ニーズを満たしているか

2点目の基準は検索ニーズを満たしているかどうかです。ユーザーが求めている内容が記事に書かれていなければ、ユーザーは簡単に離脱してしまいます。ユーザーが検索するときに何を求めているかをしっかり見極めることで、ユーザーのニーズを満たすことができます。

E-A-Tを意識しているか

3点目の基準はE-A-Tを意識しているかどうかです。E-A-Tとは「Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)」の頭文字からできた造語のことで、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で提示されるWebサイトの評価基準を指します。Googleの検索アルゴリズムの進化によって、小手先だけのSEO対策を行っても意味がなくなり、E-A-Tを重視した「コンテンツの質」が求められるようになっています。
対策としては、著者情報を載せる、参考元となった一次情報のURL・書籍情報を明記する、専門家にコンテンツ監修を依頼するなどが挙げられます。

Googleのガイドラインに違反していないか

4つ目の基準はGoogleのガイドラインに違反していないかどうかです。Googleの「品質に関するガイドライン」のなかの具体的なガイドラインとして、以下の手法は禁止されています。

  • 自動生成されたコンテンツ
  • リンクプログラムへの参加
  • オリジナルコンテンツのないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断複製されたコンテンツ
  • 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
  • ページのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングやウイルスなど悪意のある動作を伴うページの作成
  • 構造化データのマークアップの悪用
  • Googleへの自動化されたクエリの送信


反対に次のような行動が望ましいとされています。

  • サイトがハッキングされていないかを監視する
  • ハッキングされたコンテンツを見つけたらすぐに削除する
  • サイトにユーザー生成スパムが掲載されないようにする
  • ユーザー生成スパムが見つかったら削除する


このようなガイドラインを遵守すること(=ブラックハットSEOと呼ばれる手法を利用しないこと)はSEOの観点から非常に大切です。

SEO対策はGoogleの方針に従うことが大切

ここまで解説してきた通りSEO対策ではGoogleが定める評価基準に従う必要がありますが、そのことについて疑問に思われる方も多いでしょう。Googleを意識する理由は、Googleに次いで人気の高いYahoo!の検索エンジンが、Googleと同じアルゴリズム(検索結果を処理する仕組み)を採用しているためです。日本で利用されている検索エンジンの全体シェアの9割以上をGoogleとYahoo!が占めている(※)ことから、Googleの方針に沿ってWebサイトを最適化していくことが多くのユーザーの利便性の向上に繋がると言えます。

ここからはSEO対策の本質を理解するために、Googleの考え方の中でも重要な3つのポイントを解説します。

Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats

Googleの理念「Googleが掲げる10の事実」とは

Googleには「Googleが掲げる10の事実」という理念が存在します。Googleはこの理念に則り、様々なサービスを提供しています。勿論Googleが提供する検索エンジンもこの理念を踏襲しているため、SEOの根本となる理念を理解しておくことが重要です。

1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

2.1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

3.遅いより速いほうがいい。

4.ウェブ上の民主主義は機能する。

5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。

7.世の中にはまだまだ情報があふれている。

8.情報のニーズはすべての国境を超える。

9.スーツがなくても真摯に仕事はできる。

10.「すばらしい」では足りない。

引用:Google について | Google – Google

この10の事実は会社設立から数年後に策定されましたが、今読んでも前衛的・先駆的な内容であることがわかります。より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

Googleの基本方針「ユーザーファースト」とは

「Googleが掲げる10の事実」を嚙み砕くと、「ユーザーファースト」が基本方針であると言えるでしょう。
ユーザーファーストとは、「ユーザーの利便性を最重要の要素として考えること」を指します。Googleの「品質に関するガイドライン」の基本方針では、ユーザーファーストを意識した項目として次のようなものが挙げられています。

  • ユーザーの利便性を最優先考慮してページを作成する
  • ユーザーをだますようなことをしない
  • 検索エンジンで表示順位を上げるために不正行為をしない(ユーザーにとって役立つかどうかがポイント)
  • どうすれば自社のWebサイトが独自性を発揮でき、魅力あるサイトになるかを考える

このようにユーザーのためになる魅力的なWebサイトを作成することが、結果としてGoogleなどの検索エンジンでの掲載順位に影響されることになります。

Googleが重視する領域「YMYL」とは

さらにGoogleではYMYLという考え方を重視しています。YMYLというのは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleが定める「お金や人生(健康や安全等を含む)にまつわる領域」を指します。
お金や健康などに関する情報は人の生活や人生を大きく左右しかねないジャンルであるため、Googleはコンテンツの評価基準を厳格化しています。ユーザーが検索した際に信憑性の低い情報や詐欺に関わりそうな内容は「ユーザーファースト」の考え方に反するからです。そのためYMYL領域は通常の評価基準よりも、より厳しく評価されています。

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SEOのメリット・効果とは?

SEOの最大のメリットは検索上位に表示されることと言えるでしょう。サイト運営にコストを割くことが出来ないという状況下であっても、Webサイトや書籍で自己学習をすれば誰でもSEO対策に取り組むことが可能です。
ここからは、検索上位に表示されることのメリットをより具体的に解説していきます。

集客に対するコストが抑えられる

1つ目のメリットは集客に対するコストが抑えられる点です。リスティング広告などのWeb広告であればクリック数に応じて費用が発生します。たった1クリックで数千円が発生することも珍しくありません。しかしお金を掛けずに取り組むことができるSEOでは、いくらクリックされても費用は発生しません。自己学習のための投資などは必要かもしれませんが、適切なSEO対策を行えば費用対効果が高い状態で成果を上げることができます。

CVに繋がりやすい

2つ目のメリットはCV(コンバージョン)に繋がりやすい点です。多くのユーザーは検索を行って記事やサイトにたどり着いているため、知りたい意欲やニーズがあることが前提になっています。そうしたユーザーに適切な情報やコンテンツを提供することで、より感化されてCVに繋がりやすくなると考えられます。

安定した集客が期待できる

3つ目のメリットは安定した集客が期待できる点です。新聞広告やテレビCM、リスティング広告は発信から時間が経てば経つほど、集客効果が薄れてしまいます。しかしSEOでは適切に対策を行えば、Google上で掲載順位を高め、かつ維持することができます。Googleの評価基準やアルゴリズムの変更、ユーザーのニーズの変化があるまでは大きな順位変動は起きないため、その間は安定して流入が見込めるからです。

自社のブランディングに寄与する

4つ目のメリットは自社のブランディングに寄与できる点です。ブランディングとは企業やサービスなどのブランドが顧客にとって価値があると認識させることです。SEOが与えるブランディング効果には二つの観点があります。

  • 検索順位が改善しユーザーの目に触れる機会が増えることで、ブランドの認知を促す
  • 検索上位に上がることでユーザーの信頼獲得に繋げる

充実したコンテンツを自社のWebサイトに増やし検索順位が改善されることで、結果としてユーザーに見られる機会が増え、ブランドの認知も高まります。さらに検索が上位になることでユーザーの信頼を獲得することにも繋がります。その結果、購入や契約に繋がる確率もアップします。

SEOのデメリット・注意点とは?

SEOにはデメリットや注意点も存在します。これからSEO対策に取り組むという方は、デメリット・注意点も理解したうえで施策を実行していきましょう。
以下で詳しく解説していきます。

SEO対策方法が明言されているわけではない

1つ目のデメリットとして、SEOの対策方法は公式から明言されているわけではないという点があげられます。SEOは200項目を超えるアルゴリズムによって評価されていると言われていますが、アルゴリズムのすべてが公開されているわけではありません。多くのマーケター達が検証を繰り返してきたことで、いわゆる「SEO対策方法」と呼ばれる通説が出来上がっています。

そのため、SEO対策を自力で進めるのであれば、SEOにおける最新のトレンドをキャッチアップする力が求められます。Googleの情報を追うことは勿論、SEO業界の最近の傾向なども抑えておくと良いでしょう。

人的・時間的コストがかかる

2つ目のデメリットは人的・時間的コストがかかる点です。SEO対策は知識を有する人がいないと対応が難しい施策ですが、先述した通り常に知識をアップデートし続ける必要があります。そのため、社内の状況によっては自社でSEO対策を行えないと判断せざるを得ないこともあるでしょう。
そういった際はSEO対策業者に委託するといった選択肢があります。

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アルゴリズムの変化によって順位が変わる

3つ目のデメリットはアルゴリズムの変化によって順位が変わってしまう点です。Googleは不定期にアルゴリズムのアップデートを行います。加えて、アップデートを行ったことを公表するか否かもその時々によって変わります。そのため、前日までは上位表示されていた記事がランキング外に消えてしまうという現象がまれに起こります。

しかしながら、アルゴリズムがどのように変更されたかが分からないといって、うろたえる必要はありません。SEOの本質は「ユーザーファースト」であることです。ユーザーのためになるコンテンツを提供できれば、基本的に大きな影響を受けることはないでしょう。

施策の効果がすぐに出ない

4つ目のデメリットは施策の効果はすぐには表れない点です。SEO対策の効果を測定するには基本的に一定の時間を要します。なぜならば、人やGoogleから評価されるのには時間がかかるからです。
そのため、SEO施策の効果は数カ月先に出ること継続的に施策を打っていく必要があることをプロジェクトメンバー全員で理解しておきましょう。共通認識を作っておくことで、時期尚早にも関わらず「SEOは効果がない」といった間違った判断を下すことを回避できます。

キーワードの選定が難しい

3つ目のデメリットはキーワード選定が難しい点です。キーワードを大きく分けると3種類存在します。

  • ビックワード:月間検索件数1万~100万以上
  • スモールワード:月間検索件数1000~1万
  • ニッチワード:月間検索件数100以下~1000

ビックワードは競争が激しく上位表示が難しいキーワードです。反対にニッチワードのようにほとんど検索されないキーワードで対策を行っても仕方がないということもあります。SEO対策を行うなら、どの種類のキーワードから攻めていくのかを検討する必要があります。

SEO対策①キーワード選定

1つ目の対策はキーワード選定です。ユーザーからニーズがあり、かつ競合が少ない検索キーワードを選定することで、検索上位を狙うことができます。

キーワードを選定するうえでとくに大切なのは、以下の4つです。

  • 検索ボリュームを意識して選定する
  • サイトやページに即したキーワードを選ぶ
  • 競合他社の動きを見ながら、見込みのあるキーワードを洗い出す
  • キーワードの検索意図を見極める

先述した通り、キーワードは検索ボリュームが大きくなる(ビッグワードになる)ほど検索上位獲得は難しくなります。スモールワード、もしくは単語を複数個掛け合わせたロングテールワードを狙いましょう。ただし、ロングテールワードを選ぶ際は、検索ボリュームが少なくならないように注意が必要です。

検索意図の判断ポイント|キーワードの3つのタイプ

キーワードの検索意図を見極める際に大切なのが、キーワードのタイプを理解しておくことです。ここではキーワードの3つのタイプである「Doクエリ」「Knowクエリ」「Goクエリ」について解説します。

  • Doクエリ:ユーザーのアクション(資料請求や会員登録など)を促すキーワード。CVに近く、トランザクションクエリとも呼ばれる。
    例)CRM おすすめ、プログラミング教室 比較
  • Knowクエリ:ユーザーの悩みを解決するための、知識やノウハウを提供するキーワード。インフォメーショナルクエリとも呼ばれる。
    例)SEO とは、ニキビ 対策
  • Goクエリ:ブランドや企業のことを知るためのキーワード。
    例)QEEE、楽天市場

検索ボリュームが丁度よいキーワードを選定出来たとしても、Webページの中身が検索意図(ユーザーニーズ)から外れていれば検索上位を獲得することは出来ません。SERPsを参考に「このキーワードを調べているユーザーはどのような情報を知りたいのか」といった部分まで汲み取ることを意識しましょう。

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SEO対策②内部対策

2つ目の対策は内部対策です。簡単にいえば、内部対策とは自社サイト構造をクローリングしやすいように最適化することを言います。

内部対策の方法は、テクニカルSEOと呼ばれる検索エンジンに向けた対策と、コンテンツSEOと呼ばれるユーザーに向けた対策に分けられます。
テクニカルSEOとコンテンツSEOのどちらを優先すべきかは運営しているサイトの目的によって異なります。一方で、サイト構造の最適化が目的となるテクニカルSEOは内部対策の基礎となるため、知識があって損はないでしょう。

それぞれについて詳しく解説していきます。

テクニカルSEO|検索エンジンに向けた対策

テクニカルSEOでは、技術的な面に着目してクローラビリティを上げてUXを改善していきます。ECサイトや求人サイトなどのマッチングサイトなど、データベース系のサイトを運営している際には特に重要な対策です。

  • XMLサイトマップを作成する
  • パンくずリストを設置する
  • URLの正規化を行う
  • SSL化(HTTPS化)にしておく
  • デザインのレスポンシブ化(スマートフォンに対応)
  • ページの整理(リンク切れの確認・重複ページの削除など)
  • ディレクトリ構造(階層)の最適化
  • メタディスクリプションの作成

このように、カバレッジの対応や、ユーザビリティ向上のための技術的な改善が求められます。
テクニカルSEOは特に技術的な対策が求められるため、Web制作における専門的な知識がない場合対策が難しく感じられるかもしれません。その際は「外部に対策を委託する」「WordpressなどのSEOに強い構造をしたCMSを使用してサイトを構築する」といった対応が必要になるでしょう。

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コンテンツSEO|ユーザーに向けた対策

コンテンツSEOはWebページ単体で行われます。いわゆるSEOライティングと呼ばれる技術が求められ、ユーザーや読者が求めている文章を書くだけでなく、Googleのクローラー(ロボット)にも伝わる文章を作成することを目的とします。

オウンドメディアやブログなどの記事コンテンツを発信するサイトの他、企業・ブランド公式サイトなどといったテキスト系のサイトを運営している際には特に重要な対策です。

コンテンツSEOを行う際のポイントは、以下の通りです。

  • h1タグは1ページに1個設定する
  • h2タグ以降は順番を守って使用する
  • キーワードと関連性の高い記事を書く
  • 専門性・独自性の高い内容にする
  • ユーザーのニーズに応える記事を書く
  • 共起語(検索キーワードと一緒に出現しやすい語彙)を意識する
  • タイトル、見出し、本文などにキーワードを盛り込む

前提として、コンテンツは整理された文書構造になっている必要があります。hタグを始めとするHTMLのタグの使い方を理解したうえで構成を考えましょう。
この時忘れてはいけないのは、「ユーザー目線に立ったコンテンツを作成すること」です。たとえば、共起語やキーワードを盛り込もうとして記事全体のコンテンツに一貫性が無くなってしまったり、そもそも日本語として違和感のある文章になってしまったら元も子もありません。

入れるべき言葉は適切に用いながら、先述したキーワードの検索意図の把握も同時に行いつつ、ユーザーの悩みや課題が解決できるような良質なコンテンツを目指しましょう。

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SEO対策③外部対策

3つ目の対策は外部対策です。内部対策とは反対に、他のサイトから自社サイトへと遷移するリンクを貼ってもらう(=被リンクを得る)自社サイト外の対策になります。

被リンクを多く獲得していることで、ユーザーから支持を得ており、かつ有益な情報が掲載されているサイトであるとGoogleから評価してもらえます。ただしリンクの購入やリンクプログラムへの参加はGoogleからの評価の低下に繋がりますので注意が必要です。

外部対策は下記のようなポイントを抑え実施しましょう。

  • 良質なコンテンツを作成する
  • ソーシャルメディアを活用して認知を広める
  • 質の悪い被リンクを獲得していないか定期チェックを行う

回りくどい対策にはなりますが、良質なコンテンツを作り認知を広めることで、ユーザーがリンクを共有してくれる可能性が高まります。それに加えて定期的に被リンク状況を確認し、質の悪いリンクはSearchConsoleから否認するなどのメンテナンスを行いましょう。

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その他のSEO対策|ローカルSEO

ここまでは、Webサイトの運営を主軸においたSEO対策を解説してきました。ここからは、店舗を有するローカルビジネスの場合に対応が必要なローカルSEOを解説します。

ローカルSEOとはGoogleマップの一覧表示で上位表示させるための施策のことを言います。MEO(「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」)とも呼ばれています。
たとえば、「新宿 ヘアサロン」といったキーワードで店舗の公式サイトを上位に上げたい、というようなニーズがあったとします。この際に必要なSEO対策がローカルSEOです。実際の集客に関わるオンライン上の施策となるため、事業内容によっては重要度が高い施策といえるでしょう。

ローカルSEOを行う際に重要なことを簡単に示すと、以下の通りです。

  • Googleのガイドラインを守る
  • NAP(Name Adress Phone)を統一する
  • 口コミやレビューをそのままにせず返信する

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SEO対策に必要なツール

最後にSEO対策に欠かせないツールをご紹介します。今回の記事ではそれぞれ主要なツールを2つずつ簡単に触れていきます。より詳しく解説している記事もございますので、ご興味がある方はあわせてご覧ください。

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キーワード調査ツール

キーワード選定にあたって、キーワードの検索ボリュームや共起語、関連語を調査するツールのことです。対策キーワードを選ぶ場面や、コンテンツの方針を決める際に使用します。

キーワードプランナー

Google広告のアカウントがあれば、キーワードプランナーを利用することができます。ターゲットキーワード候補や検索ボリュームなどを確認が可能です。Googleが提供する無料のツールであることから、まずはキーワードプランナーから利用することをおすすめします。

TACT SEO

※テキストリンクのURLは下記のもので設定をお願いします。
TACT SEOというツールはSEO調査を自動化し、効率的なキーワード分析を実現します。キーワード調査や順位計測、コンテンツ作成やリライトまで可能です。料金プランは以下の4つがあります。

  • フリープラン:無料、月5回の調査が可能
  • ライトプラン:月額50,000円、月15回の調査が可能
  • プロフェッショナルプラン:月額90,000円、月30回の調査が可能
  • エキスパートプラン:月額170,000円、月80回の調査が可能

検索順位チェックツール

Webサイトの検索順位をチェックできるツールです。定期的に検索順位をチェックすることで、改善施策に役立てます。

検索順位チェッカー

検索順位チェッカーではGoogleやYahoo!、Bingについて5ワードまで一度に確認することができます。無料で利用ができ、スマホ検索の順位にも対応しています。検索結果をCSVでダウンロードできるので、その後の分析に活かすことも可能です。

Rank Tracker

Rank TrackerはWebサイトや検索エンジン、キーワードの追跡を無制限で利用できます。ユーザーがカスタムした地域限定のランキングの追跡もできます。現時点で利用している別のキーワードリサーチツールと統合することも可能です。別のツールでランク入りしたキーワードにも対応しています。

内部対策チェックツール

Webサイト内の構造やリンクがSEO的に問題ないかを診断・分析できるツールです。サイト内のエラー検知において重要なため、日常的に利用するツールとなるでしょう。

Google Search Console

Google Search Console(サーチコンソール)ではGoogleが提供する無料ツールです。サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるだけでなく、Googleアナリティクスと連携することで流入キーワード(クエリ)、インプレッション数、クリック数、 クリック率 などを分析できます。問題を検出されたら通知が来るようになっています。サイト運営しているなら、GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleは連携しておくことをおすすめします。

DeepCrawl

DeepCrawlではサイトをクロールし、検索順位に関する技術的な問題を発見できるツールです。リンク切れやnofollowページの検出など基礎的な問題点から、クロールの自動化、サイトの時系列での分析、チーム内のタスク管理まで行うことができます。料金プランは以下の2通りです。

  • ベーシックプラン:360,000円/年(税別)(10ユーザーまで)
  • エンタープライズ:応相談(ユーザー数の制限なし)

リンクチェックツール

リンク切れや被リンクを確認できるツールです。サイト内に設置したリンクにエラーが発生していないか、不審な被リンクを受けていないかなどの確認を一括で行うことが可能です。

dead-link-checker.com

dead-link-checker.comはURLを入力すると、サイト全体のリンクを一覧でチェックできるシンプルな無料ツールです。規模が小さなWebサイトのメンテナンスにおすすめです。

リンクエクスプローラー

リンクエクスプローラーは無料アカウントを開設することで利用できる被リンクチェックツールです。
アンカーテキストや被リンクの増減なども確認が出来るため、無料でありながら高機能なツールと言えるでしょう。

競合調査ツール

競合他社サイトに関して調査ができるツールです。これを利用することでコンテンツの内容や集客構造を把握できます。

SimilarWeb

SimilarWebはURLを入力するだけで、競合他社のサイトのアクセス状況を把握できるツールです。イスラエル企業が開発し、世界的にも広く使われています。無料版とエンタープライズの2つの料金プランがあります。

eMark+

eMark+はインターネット上の行動データからあらゆるサイトのアクセス状況を分析できます。流入元の分析やカスタマイズ分析、コンサルティングまで行うことができます。無料版と3種類の有料版があります。

まとめ|SEOの4つのポイント

今回の記事では、SEOについて解説してきました。最後に改めて、SEO対策のポイントをおさらいします。

  1. ユーザー目線でサイト運営を行う
    Googleの基本方針でも掲げているとおり、ユーザーファーストでサイト運営を行うことが大切です。コンテンツはE-A-Tを意識した作りになっているか、スマホから閲覧しても表示に問題はないかなど、様々な観点でユーザーを意識するようにしましょう。
  2. 対策キーワードは「検索ボリューム」と「検索意図」を確認する
    キーワードの検索ボリュームや競合性を見て、自分のサイトで勝てるキーワードかを見極める必要があります。加えて、そのキーワードで検索しているユーザーが何を求めているのかを分析することも大切です。
  3. 内部対策で重要なのは構造を整理すること
    テクニカルSEOでも、コンテンツSEOでも、整理されたサイト構造やコンテンツ構成にすることが重要です。クローラビリティが改善するだけでなく、サイトに訪れたユーザーに対しても親切なサイトになります。
  4. 外部対策には近道はない
    以前はお金でリンクを買うといった施策も横行していましたが、現在はペナルティの対象となります。地道にコンテンツを発信してユーザーが自然と他人に共有したくなるようなサイトを作り、被リンクの獲得を目指しましょう。

SEO対策は短期的に効果が表れることはあまりありません。またアルゴリズムの変更や競合の出現によって、検索順位は常に変動しうるものです。もしもSEO施策に迷った場合は、「ユーザーが求める情報やコンテンツは何か」を考えてサイト運営をすることに立ち返ることをおすすめします。Googleなどの検索エンジンでの掲載順位の上位を保つ唯一のポイントと言っても過言ではありません。

本記事を参考にしながらSEO対策を行い、自社サイトの記事が検索上位に食い込めるように工夫してみてください。


この記事を書いた人

QEEE編集部

QEEEは、INTLOOP株式会社が運営するビジネスの総合ポータルサイトです。 多様なコンサルティング実績をもつINTLOOPのノウハウを生かし、あらゆる経営課題・ビジネスの悩みを解決するサービスを提供しています。 QEEEマガジンでは、マーケター・人事・エンジニア・営業などの各職種に向けて、SaaS比較やビジネスコラムなどのコンテンツを各領域のスペシャリストが発信しています。

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