プロジェクトマネジメント

WBSツール12選!タスクを細分化しプロジェクトを明確にするツールを紹介

2021年07月29日

WBSツール

WBSツールはスケジュールを明確化させ、円滑にプロジェクトを進めていく上で必要なツールです。
プロジェクトを遂行する現場では、工数やリソース管理の見積もりが甘いといった結果からプロジェクトが遅れてしまうといったケースが多々見られます。
その見積もりが不十分な原因の一つが、作業を詳細に分けて構造化するWBSを十分に行えていないことです。
今回はWBSの基本からツールを利用するメリット、おすすめのツールをご紹介します。
WBSの重要さを十分に理解した上で、企業にマッチしたWBSツールを選定しましょう。

WBSツールとは

WBSツールとはWBS(Work Breakdown Structure)を作成するときに便利なアプリやソフトのことを言います。WBSとはWork:作業、Breakdown:分解した、Structure:構成図から「作業を分解して構造化すること」を表わします。WBSで構造化されたプロジェクトはガントチャートを用いて進行管理をすることが多いことから、WBSとガントチャートがセットとなっているツールが多数存在します。

プロジェクト管理が出来るその他のツール

プロジェクト管理ができるツールはWBSツールだけではありません。WBSツールと同様にプロジェクト管理が可能な他のツールを紹介します。

Excel

無料という手軽さや自由度の高さから、Excelはプロジェクト管理に有用なツールと言えます。
しかしExcelの場合はプロジェクト管理専用のツールではないため、自身で管理方法を考え、シートを独自に作成する必要があります。そのためドキュメントやタスク管理が難しい、同時編集ができないなどのデメリットが存在します。
コストをかけずに規模の小さいプロジェクトを管理したいのであればExcelでも充分賄えるでしょう。ただし複雑で大規模なプロジェクトを管理するのであれば、専用のツール導入を検討した方が業務効率化に繋がります。

プロジェクト管理ツール

プロジェクト管理ツールはその名の通りプロジェクト管理を目的に設計されたツールです。WBSの機能も備わっているツールが多く存在するため、プロジェクト管理ツールとWBSツールはほぼ同義と考えて良いでしょう。
ただし、プロジェクト管理ツールにおけるプロジェクト管理方法はWBSだけとは限りませんし、情報共有やコミュニケーション促進といった部分も担っているグループウェアのようなツールも存在します。
そのため、今回の記事では「ひとつのプロジェクトの工程を細分化・可視化して進行管理を行う」という点にフォーカスしてWBSツールを紹介していきます。

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WBSツールのメリット

次にWBSツールのメリットについてご紹介します。ここでは3つのメリットを取り上げています。

必要なタスクを明確化できる

1つ目のメリットが必要なタスクを明確化できることです。WBSはトップダウン型で作業を分解します。そのため全ての作業を洗い出して階層的に必要なタスクが見える化できるようになります。脳内で整理することとは異なり、必要なタスク漏れを防ぐことができます。その結果、メンバーにタスクを的確に割り振ることが可能です。

工数見積もりが的確に行える

2つ目のメリットが工数見積もりが的確に行えることです。WBSでタスクを分割できるので、各タスクの工数から全タスクの工数まで把握できます。小さなタスクの日程まで細分化できるため、正確な工数見積もりが行えるようになります。

プロジェクトの遅延を防げる

3つ目のメリットがプロジェクトの遅延を防げることです。先述した工数管理にも繋がりますが、正確な工数管理ができれば期日から逆算してスケジュールを立てることが可能です。同時にガントチャートを活用してプロジェクトの進行状況をより分かりやすく整理することで、トラブルが起こったとしても、プロジェクト遅延を予測して対応を取ることが可能となります。

WBSツールの選び方

続いてWBSツールの選び方について見ていきましょう。実際にWBSツールを選ぶときは次の3つのポイントから考えてみてください。

  • 利用する人数
  • 利用料金
  • 利用目的

利用する人数

まずWBSを利用する際には、利用人数がどのくらいかを検討しましょう。自分一人だけの利用ならパソコンにインストールできるWBSのほうが使いやすいでしょう。反対に大人数のチームで利用するならクラウドサービスのツールの方がベターだと考えられます。

利用料金

WBSツールは基本的に有料のものがほとんどです。無料で使用できるものもありますが、ツールにどこまで予算をかけられるか、無料ツールで試してみるのか検討する必要があります。

利用する目的

WBSは作業を分解することが主な目的となりますが、プロジェクトやタスク管理ができるガントチャートまでイメージされている場合もあります。どのレベルまで求めるかを予め明確にしておきましょう。

WBSツール12選

最後にWBSツールを12つご紹介します。

Redmine

Redmineはプロジェクト管理ができるオープンソースソフトウェアです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 「チケット」という機能でタスクを管理できる
  • チケットはガントチャートやカレンダー、ロードマップなどで表示可能
  • 共同メモの作成できる
  • 外部システム(SubversionやGitなど)と連携可能
  • メンバーへのお知らせを掲載できる
  • 複数人の同時アクセス、遠隔利用も可能


【料金】
Redmineはオープンソースであるため基本的に無料です。その代わりインストールやPC環境の準備を自分で行う必要があります。手厚いサポートを求めるのであれば、My RedmineなどのRedmineをベースにしたクラウドサービスがおすすめです。
My Redmineは民間企業・団体・個人向けに次のプランがあります。スタンダードプランは200GB、ミディアムプランは400GBとストレージ容量の大きさが異なります。

  • スタンダードプラン:月額8,000円(税別)
  • ミディアムプラン:月額14,000円(税別)


その他にも「既存データの移行」「バックアップデータの取得」「IPアドレス制限」「パスワード再発行」などのオプションサービスもあります。1か月間の無料トライアルも可能です。
詳しくはこちらからご確認ください。

SI Object Browser PM

SI Object Browser PM

SI Object Browser PMは統合型のプロジェクト管理ツールです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 日本で唯一PMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠
  • リリースから12年で200社以上の企業が導入
  • プロジェクトの見える化、標準化が可能
  • リーダーが計画を立て、メンバーのタスク実行が可能
  • ガントチャートやEVMを活用して工程やタスクを管理できる
  • プロジェクト全体を確認できるため複数のタスク管理ができる


【料金】
以下の表にて一部料金を掲載しています。

ライセンス数 Basic Edition Limited Edition Enterprise Edition
10ライセンス ¥50,000 → ¥40,000 ¥75,000 → ¥60,000 -
20ライセンス ¥75,000 → ¥70,000 ¥112,500 → ¥105,000 ¥150,000 → ¥140,000
30ライセンス ¥90,000 → ¥80,000 ¥135,000 → ¥120,000 ¥180,000 → ¥160,000
40ライセンス ¥110,000 → ¥90,000 ¥165,000 → ¥135,000 ¥220,000 → ¥180,000
50ライセンス ¥125,000 → ¥100,000 ¥187,500 → ¥150,000 ¥250,000 → ¥200,000

※リリース記念キャンペーンにて2021年8月31日までキャンペーン価格

オプションは以下の2つです。詳しくはこちらをご覧ください。

  • Webスマートフォンオプション:月額30,000円
  • 奉行APIオプション:月額10,000円

TeamHack

TeamHackはタスク管理や情報共有を1つのツールで行うことができます。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • タスクやドキュメントごとにチャットで情報をまとめられる
  • レビュー機能や時間計測機能が搭載
  • 作業工程の達成度の表示や期限切れタスクの通知が可能
  • 複数のプロジェクト一括管理やタスクの検索もできる



【料金】
TeamHackには3つのプランがあります。

  • お試しプラン:無料(ただし機能は制限付き)
  • ビジネスプラン:月額1,200円(税抜)(5ライセンスから)
  • フリーランスプラン:月額1,500円(税抜)

詳しくはこちらからご確認ください。

Edraw Project

Edraw Project

Edraw Projectは直感的で効果的なガントチャートツールです。簡単な概要は以下のとおりです。

【概要】

  • インタラクティブなガントチャートでプロジェクトを管理できる
  • プロジェクトをリアルタイムで管理・追跡できる
  • タスクとサブタスクの進捗状況(%)で設定・測定できる
  • 資源管理やコストの見積もりが可能
  • ガントチャートをofficeファイルやその他ファイルにエクスポート可能


【料金】
シングルユーザーに対しては以下のとおりです。

  • 永久ライセンス:179ドル(3年間のアップグレード保証)
  • 生涯ライセンス:245ドル(生涯アップグレード保証)
  • 年間ライセンス:99ドル(1年間のアップグレード保証)


マルチユーザーの場合、ユーザー数とライセンスによって料金が異なります。どのプランを選んだとしても30日間は返金保証が付いています。無料ダウンロード版もあります。詳しくはこちらをご覧ください。

Gantter

Gantterはプロジェクト管理ができるGoogleの拡張機能のひとつです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • インタラクティブなガントチャートが作成できる
  • タスクの追跡、スケジュールの比較と保存が可能
  • リアルタイムで共同チームで編集が可能
  • 危機管理や資源管理までできる
  • Googleの各種ツールとシームレスな連携が可能

【料金】
Gantterは30日間無料で試すことができますが、それ以降は1ユーザーあたり5ドルの利用料金がかかります。詳しくはこちらをご覧ください。

Planio

PlanioはRedmineをベースにしたクラウド型のプロジェクト管理サービスです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 役割ベースのシステムでワークフローを管理できる
  • ビデオ会議やタイマーで時間管理が可能
  • 課題の追跡やアジャイル開発にも対応
  • 外出先でもどこからでもアクセスが可能

【料金】

Planioには次の6つのプランがあります。プロジェクトやユーザー数、ストレージなどによって料金が異なります。

  • Enterpriseプラン:月額39,000円~(100プロジェクト以上、100ユーザー以上、100GB以上)
  • Platinumプラン:月額19,000円(40プロジェクト、45ユーザー、80GB)
  • Diamondプラン:月額9,000円(15プロジェクト、20ユーザー、40GB)
  • Goldプラン:月額5,000円(7プロジェクト、10ユーザー、20GB)
  • Silverプラン:月額2,500円(3プロジェクト、5ユーザー、5GB)
  • Bronzeプラン:無料(1プロジェクト、2ユーザー、1GB)

詳しくはこちらからご覧ください。

Lucidchart

Lucidchart

Lucidchartは業務やプロセスを見える化できるクラウドサービスです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 資料の作成、情報共有、業務フローの可視化が全て可能
  • マルチデバイスに対応している
  • リアルタイムにチーム共同で編集可能
  • 外部アプリと連携できる
  • 会社の成長に合わせてスケールアップできる

【料金】
Lucidchartには4つのプランがあります。
フリー:無料(編集可能なドキュメントは3つ)
Individual:開始時 ¥800
Team:1ユーザー ¥1,000(ユーザー最少人数3名)
法人:要問い合わせ
詳しくはこちらからご確認ください。

Time Krei

Time Krei

Time Kreiはタスクに紐づく実績管理ができるプロジェクト管理ツールです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • カスタマイズで外部連携が可能
  • グループウェアとプロジェクト管理をオンラインで簡単に一元管理できる
  • プロジェクトや作業者、作業工数を瞬時に把握できる
  • 予定と実績のギャップを認識できる
  • 業務コストも見える化し、コスト削減を検討できる

【料金】
Time Kreiには次の3つのプランがあります。
トライアル:無料(1ユーザー、1か月間のみ)
クラウド:29,800円(10ユーザーの場合)
シングルテナント:要問い合わせ(50ユーザー)
※価格は税別です
詳しくはこちらをご確認ください。

MA-EYES

MA-EYESはプロジェクト型企業向けと広告業界向けで展開しているERPパッケージです。概要と料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 企業経営に必要な機能を数多く標準搭載
  • 自社特有の業務に合わせたシステム構築が可能
  • 「一括導入版」と「SaaS版」のいずれかを選ぶことができる
  • オンラインヘルプやサポートセンターが充実している
  • 状況に合わせて機能を拡張させることで、高い投資収益率(ROI)を実現できる


【料金】
一括導入版に関しては初期費用、保守サポート費用(年間払い)で支払いが発生します。SaaS版は初期費用、月額料金(保守サポート費用込み)の形式で支払いが発生します。ただ具体的な料金は公式HPには記載がありませんので、直接お問い合わせください。30日間の無料トライアルもあります。

クラウドログ

クラウドログはクラウド型工数管理・プロジェクト管理ツールです。概要・料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 急成長企業から大手企業まで400社以上が導入している
  • 簡単に業務時間や工数を入力できる
  • 自動レポート作成機能がある
  • ガントチャート作成・損益計算機能で利益を見える化できる


【料金】
クラウドログには次の2つのプランがあります。クラウド型なので初期費用はかかりません。

  • ベーシックプラン:1ユーザーにつき30,000円/月~
  • プレミアムプラン:1ユーザーにつき75,000円/月~

詳しくはこちらをご覧ください。

Backlog

Backlog

Backlogはウェブ制作やソフトウェア開発、広告代理店や新聞社など幅広い業種で使われているプロジェクト管理ツールです。概要と料金は以下のとおりです。

【概要】

  • シンプルで直感的に使えるデザインが特長的
  • ガントチャートやマイルストーンで作業計画を可視化
  • 外部ツールと連携できる
  • いつでもどこからでもプロジェクトを管理できる
  • チームのコラボレーションを円滑・促進できる機能を備えている
  • 担当者と期限を明確にできるので、見逃しやミスを無くせる



【料金】
Backlogには次の6つのプランがあります。ユーザー数やプロジェクト数、ストレージによって、それぞれのプランは料金が異なります。いずれのプランも30日間は無料でトライアルすることができます。

  • フリープラン:無料(10人、1プロジェクト、100MB)
  • スタータープラン:月額2,640円(30人、5プロジェクト、1GB)
  • スタンダードプラン:月額12,980円(無制限、100プロジェクト、30GB)
  • プレミアムプラン:月額21,780円(無制限、無制限、100GB)
  • プラチナプラン:月額55,000円(無制限、無制限、300GB)

※ 価格は税込み表示です
詳しくはこちらをご覧ください。

Smartsheet

Backlog

Smartsheetは業務改善と組織改革のためのプラットフォームです。概要と料金は以下のとおりです。

【概要】

  • 外部のツールやアプリと連携できる
  • 同じデータを様々な形で可視化できる
  • リアルタイムのレポーティングが可能
  • タスク削減のためにワークフローを自動化できる
  • 社内・社外の人とも簡単に共同作業が可能


【料金】
Smartsheetには4つのプランがあります。

  • 個人:月額1,550円
  • ビジネス:月額2,768円(1ユーザーにつき)
  • エンタープライズ:要問い合わせ
  • プレミア:要問い合わせ

詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

今回はWBSツールの定義やメリット、選び方、ツールの紹介を行ってきました。
今回見てきたように、一口にWBSツールと言ってもツールの機能や守備範囲は多種多様です。十分比較検討をしたうえで、自社に最適なWBSツールを選びましょう。その際には利用する人数や目的、予算をもとに自社の要望に適したツールを検討してみてください。

この記事を書いた人

QEEE編集部

QEEEは、INTLOOP株式会社が運営するビジネスの総合ポータルサイトです。 多様なコンサルティング実績をもつINTLOOPのノウハウを生かし、あらゆる経営課題・ビジネスの悩みを解決するサービスを提供しています。 QEEEマガジンでは、マーケター・人事・エンジニア・営業などの各職種に向けて、SaaS比較やビジネスコラムなどのコンテンツを各領域のスペシャリストが発信しています。

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