経理・財務

【おすすめ9選】ファクタリングサービスとは?利用サービスの見極め方を解説

2021年02月05日

ファクタリングサービス

事業を営んでいると「取引先からの入金が数カ月先の状況で、急に現金が必要になってしまった」という状況を体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような資金繰りの悩みを解決する方法のひとつに、ファクタリングという資金調達方法が存在します。ファクタリングは銀行からの融資よりも簡単に現金を得ることが可能な手法である一方、初めて利用する際はいくつかの点に注意が必要です。

そこで今回の記事では、ファクタリングとは何かという点を詳しく解説した後、失敗しないファクタリングサービスの選び方や、おすすめのサービスを紹介していきます。これからファクタリングの利用を検討しているという方の参考となれば幸いです。

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ファクタリングとは

ファクタリングとは売掛金や債権など「将来的に得られる利益」を買い取ってもらうことで現金化する仕組みを指します。
ファクタリングは「債権の売買(債権の譲渡)」という形で法的に認められる契約であれば問題なく現金を得られることから、資金調達の手段のひとつとして注目されています。

ファクタリングの種類

次に2種類のファクタリングの特徴についてご説明します。

「2社間ファクタリング」の特徴

2社間ファクタリングとは売掛先や債権者に売掛債権を売買することを知らせずに自社とファクタリングサービスの「2社間」でファクタリングすることを指します。

2社間ファクタリングは基本的に自社とファクタリングサービスの提供元との契約および取引なので、財政状況の悪化などネガティブな情報を外部に知られずに済むのがメリットです。
その反面、手数料が高くなる可能性があることから、本来であれば得られた利益を目減りさせるというデメリットがあります。ただし、一時的な資金繰りの問題を解決できればOKという状況であれば、信用を失わずに資金繰りできる手段として有効です。

「3社間ファクタリング」の特徴

3社間ファクタリングとは売掛先や債権者に売掛債権を売買するという同意を得た上でファクタリングすることを指します。

3社間ファクタリングはネガティブな情報を外部に知られてしまうのがデメリットと言えます。また、売掛先や債権者の同意が必要であり、処理が煩雑になることも否めません。

ただし、2社間ファクタリングよりは手数料が安く済むというメリットがあるため、正当な理由や双方が納得できる材料があれば2社間ファクタリングよりも有効なのも確かです。また、期日が来れば売掛先や債権者から直接的にファクタリングサービスに支払われるため、売掛金や債権を回収する手間が省ける点もメリットと言えるでしょう。

ファクタリングのメリット・デメリット

次にファクタリングのメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】資金調達が行いやすい

ファクタリングは資金調達が行いやすいのがメリットです。銀行からの融資と比較しても審査が通りやすく、通常よりも早く現金化できることから、使い方次第で一時的な資金繰りの悪化を解決することができます。
もしも業績が悪く銀行や公的機関の補填なども頼れないような状況下だったとしても、ファクタリングであれば問題ありません。ファクタリングは売掛債権自体や売掛先の企業の支払い能力に対して審査が行われるため、資金調達の最後の手段としても頼れる点が魅力です。

【メリット】信用低下などの影響がない

ファクタリングは信用低下などの影響がないのもメリットです。例えば、銀行融資やカードローンの場合は第三者機関の信用情報に記録が残ります。信用情報は金融機関であれば任意で閲覧できることから、その後の融資などに影響が出る恐れがあります。しかし、ファクタリングは信用情報に記録されないため、信用が低下することはありません。
また、2社間ファクタリングであれば自社とファクタリングサービスを提供する会社との契約および取引のため、外部に漏れずに資金調達ができます。ファクタリングを上手に利用することで信用情報を傷付けず、安心して事業を継続することが可能です。

【デメリット】手数料が高い

ファクタリングサービスは手数料で成り立っているサービスです。特に2社間ファクタリングにおいては 手数料が高くなる傾向にあり、長期的に利用することとなれば本来受け取れるはずの現金が大幅に目減りする可能性があります。例えば、売掛金や債権は「本来正当な経費や費用と利益が計上された金額」であるのが自然であり、少しでも減るということは企業や組織として正当な報酬を受け取れている状況とは言えません。
そのため、ファクタリングは基本的に非常時や困った時のための資金調達方法として理解しておくとよいでしょう。

【デメリット】悪徳業者が存在する

ファクタリングを利用する際は悪徳業者に充分に注意する必要があります。初めて利用する際はまずは下記URLの金融庁から提示されている「ファクタリングに関する注意喚起」について目を通しておきましょう。

悪徳業者は「お金が欲しい」と「信用を失いたくない」という弱みを知っており、足元を見て法外な手数料や一方的に損となる契約を結ぼうとしてきます。
同時にファクタリングと称して違法に貸付を行う悪質業者もおり、違法かつ悪質な取り立てなど、想像していないようなネガティブな状況に陥ってしまうというケースが存在することも知っておかなくてはなりません。

お金がない状況では正常な判断ができないケースもあることから、不利な契約でも安易に結んでしまうことで、結果としてさらに資金繰りが悪化する可能性が否めません。お金にまつわる大切なことだからこそ、契約する際は「本当に信頼できるファクタリングサービスか」を慎重に見極めましょう。

失敗しないファクタリングサービスの見極め方

次に失敗しないファクタリングサービスの見極め方をご説明します。

手数料

ファクタリングサービスにおける手数料は基本的に売掛金や債権などの金額に対してパーセンテージで料率を設けています。当然のことながら、パーセンテージが多ければ多いほど手元に入る現金が少なくなります。手数料については、いくつかのファクタリングサービスを比較しながら、相場を調べておくことをおすすめします。
注意しなければいけないのは、売掛債権の金額に対する手数料は安くても、それ以外の部分で理由を付けて別途費用を計上するケースがあることです。単純に手数料が高い場合だけでなく、手数料が安くても悪徳業者の場合もありますので注意しましょう。

現金化までの日数

ファクタリングサービスは現金化までの日数が明確かどうかも大切です。利用する際は早く現金が手元に欲しいという状況であることが考えられるため、契約や手続きなどに要する時間も含めて、具体的にどれくらいの日数が必要かを把握しておきましょう。

最小・最大取引金額

ファクタリングサービスには最小取引金額、または最大取引金額があります。自社がどれだけの資金を必要とするのか、または売掛債権がどれくらいあるのかを加味した上で対応できるファクタリングサービスを選びましょう。ファクタリングサービスの公式ページにてチェック、または問い合わせや資料請求するなど、前もって「必要な金額を調達できるか」を確認することが大切です。

利用可能な事業規模

ファクタリングサービスが自社の事業規模、または業務形態で利用可能かもチェックすべきです。また、個人事業主の場合は利用できない可能性も考えられますので、明記されていない場合は問い合わせてみることをおすすめします。

契約内容

ファクタリングサービスを利用するときは契約内容についてもしっかりとチェックしましょう。
その中でも「償還請求権の有無」と「債権譲渡登記の必要性」については最低限確認するべき項目ですので、それぞれ簡単に説明します。

償還請求権の有無

償還請求権とは売掛債権が何らかの理由で回収できない場合の損害を売掛債権を売却した側に請求できる権利を指します。償還請求権が有る場合はファクタリングではなく、貸付の可能性が高いです。ファクタリングをしたいと考えている場合は償還請求権が有無をチェックし、償還請求権が「無い」サービスを選ぶようにしましょう。

債権譲渡登記の必要性

債権譲渡登記は法的に債権を譲渡したという手続きを行うため一般公開されてしまいます。そのため、2社間ファクタリングによってファクタリングすることを知られたくない場合は、債権譲渡登記が不要なサービスを選ぶべきです。前述した償還請求権の有無や債権譲渡登記の必要性については、知らず知らずのうちに契約してしまうと取り返しのつかないことになる可能性があるので注意が必要です。

会社情報

悪徳業者の場合、事務所を持っておらず、固定電話もないということがあり得ます。そのため、ファクタリングサービスを選ぶ際は、所在地や代表電話、代表者名などの会社情報の開示がされているのか、上場企業やグループ企業かなど信頼できるかどうか必ずチェックしましょう。
早急にお金が欲しい、何とかして資金繰りの問題を解決したいという「焦り」があると騙されてしまいますので、一人で判断することなく複数人でチェックや比較検討することをおすすめします。

おすすめのファクタリングサービス9選

次におすすめのファクタリングサービスを9つご紹介します。

株式会社アクセルファクター

【概要】

株式会社アクセルファクターは最大1億円の買い取りに対応しているファクタリングサービスを提供しています。

  • 基本的には即日入金
  • 最小金額(下限)の設定なし~最大1億円
  • 審査通過率が93%
  • 個人事業主にも対応
  • 2社間や診療報酬債権ファクタリングに対応

上記が株式会社アクセルファクターの主な特徴です。個人事業主でも利用可能であり、金額が小さくても対応してくれます。その他、2社間ファクタリングだけでなく、診療報酬債権ファクタリングにも対応していることから、売掛金以外の債権でお悩みの場合は一度相談してみるとよいでしょう。

【手数料】

  • ファクタリング手数料
    100万円迄 8%~
  • 101から500万円迄 5%~
    501から1000万円迄 2%~
    1001万円以上 要問い合わせ

マネーフォワード アーリーペイメント

【概要】

マネーフォワード アーリーペイメントは株式会社マネーフォワードケッサイ株式会社が提供するファクタリングサービスです。

  • 2社間ファクタリングに対応
  • 初回最短5営業日、継続利用なら最短2営業日
  • 数億円の資金調達が可能
  • 個人事業主は不可
  • 東証マザーズ上場企業 株式会社マネーフォワードの子会社


上記がマネーフォワード アーリーペイメントの主な特徴です。上場企業の100%子会社が提供しているので安心できること、2社間ファクタリングかつ数億円の資金調達が可能なこと、そして手数料率が低いため「入金までの時間を何とか短縮したい」という場合におすすめです。

【手数料】

  • 売掛債権に対して1.0%~10.0%の手数料のみ

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マネーフォワード アーリーペイメントは東証マザーズ上場グループが運営する、法人向け売掛金早期資金化サービスです。 融資などの調達手段より迅速に、債権金額に応じた金額を調達可能です。 収支のズレが発生する企業の資金繰り改善はもちろんのこと、企業の成長資金調達においても、...

ベストファクター

【概要】

ベストファクターは株式会社アレシアが提供するファクタリングサービスです。

  • 最短24時間以内に入金
  • 最小取引金額30万円
  • 審査通過率92.25%
  • 償還請求権無し
  • 2社間、3社間ファクタリングに対応


上記がベストファクターの主な特徴です。手数料も安く、最短24時間以内に入金されるため、急いでいる場合におすすめと言えます。また、償還請求権無し、債権譲渡登記せずに利用することもできるため、なるべく内密に資金調達したい場合に向いていると言えるでしょう。

【手数料】

  • 売掛債権に対して2%~20%の手数料のみ

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

【概要】

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は財務局及び経済産業局が認定する経営革新等支援機関として認定されているファクタリングサービスです。

  • 即日の振り込みに対応
  • 個人事業主でも利用可能
  • 審査通過率95%以上
  • 非対面による契約が可能
  • 2社間、3社間ファクタリングに対応

上記が一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の主な特徴です。財務局及び経済産業局に認定されているため安心感があります。無料相談が可能であり、金額に納得できなければ断ることもできること、15時までであれば即日振り込んでもらえることから、急いでいるけれど信頼できるファクタリングサービスを選びたい場合におすすめです。

【手数料】

  • 売掛債権に対して1.5〜10%の手数料のみ

株式会社三共サービス

【概要】
株式会社三共サービスは2001年から続いており、実績と歴史のある老舗のファクタリングサービスです。

  • 最短翌日振込
  • 赤字決算でも利用可能
  • 個人事業主は不可
  • 郵送による手続きもOK
  • 2社間、3社間の他、医療および介護報酬債権に対応


上記が株式会社三共サービスの主な特徴です。「一度の利用で経営改善する」というコンセプトを掲げていることから、なるべく何度もファクタリングしたくない、または本当に一時的な資金繰りの悪化への対応など緊急時に向いています。公式ページに掲載されている契約事例・実績においても業界や業種問わず対応していることがわかるので安心です。

【手数料】

  • ファクタリング手数料
    2社間ファクタリング  5%~8%
    3社間ファクタリング 1.5%~5%
  • 事務手数料
    〜100万円迄 1万円
    101万円から200万円迄 2万円
    201万円から300万円迄 3万円
    301万円から400万円迄 4万円
    500万円 5万円

OLTA

【概要】

OLTAはOLTA株式会社が提供するオンライン完結型のファクタリングサービスです。

  • 最短即日振込
  • オンライン完結で面談不要
  • 最小/最大買取金額の制限無し
  • 債権譲渡登記が不要
  • 2社間ファクタリングに対応


上記がOLTAの主な特徴です。売掛債権の一部、もしくは全額を買い取ってもらえること、買取金額の制限がないことなど、何よりも債権譲渡登記が不要なことから外部に知られずファクタリングしたい場合におすすめです。また、オンライン完結で面談が不要、AIによる診断や最短で即日振込に対応など、急いでいる場合にも向いています。

【手数料】

  • 売掛債権に対して2~9%の手数料のみ

GMO BtoB早払い

【概要】

GMO BtoB早払いは信頼できるGMOグループの提供するファクタリングサービスです。

  • 最短2営業日で振込
  • 対面とオンラインの両方に対応
  • 最小100万円~最大1億円の買取に対応
  • 個人事業主は不可
  • 2社間、3社間ファクタリングに対応


上記がGMO BtoB早払いの主な特徴です。売掛債権として注文書による買取が可能であり、請求書で買い取ってもらうよりも早く現金化することができます。その他にも請求書による買取、2社間、3社間によるファクタリングに対応など状況に応じてファクタリングできるのも魅力です。

【手数料】

  • スポットタイプ
    注文書買取 2.5%〜12.0%
    請求書買取 1.5%〜10.0%
    ※スポットタイプは最小300万円〜最大1億円の買取
  • 継続タイプ
    注文書買取 2.0%〜12.0%
    請求書買取 1.0%〜10.0%
    ※継続タイプは最小100万円〜最大1億円の買取

電子請求書早払い

【概要】

電子請求書早払いは東証一部上場企業2社の協同で提供しているファクタリングサービスです。

  • 最短2営業日で振込
  • オンラインかつペーパーレスでファクタリングが可能
  • 審査通過率90%
  • ひとつの取引先ごと3,000万円以下が目安(要相談)
  • 2社間ファクタリングに対応


上記が電子請求書早払いの主な特徴です。オンラインかつペーパーレスで捺印も不要、2社間ファクタリングなので外部に情報が漏れることもありません。手数料も低いため、急な資金繰りの悪化だけでなく、案件の受注時に先払いするための現金がなく対応しづらいような状況の改善にも役立ちます。

【手数料】

  • 売掛債権に対して1.0%~6.0%の手数料のみ

FREENANCE

【概要】

FREENANCEはGMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するフリーランス・個人事業主向けのファクタリングサービスです。

  • 即日振り込みに対応
  • フリーランスや個人事業主に対応
  • クラウドソーシングの報酬の受け取り先に指定できる
  • 取引先に知られずファクタリング可能


上記がFREENANCEの主な特徴です。フリーランスや個人事業主でもファクタリングしやすいことから、翌月、翌々月の入金など先送りになりがちな状況の改善に役立ちます。無料の保険も付帯しており、いざという時の補償にも強いので、何かあった時に不安を感じている場合にも心強いと言えるでしょう。

【手数料】

  • 売掛債権に対して3%~10%の手数料のみ

まとめ

今回はファクタリングに関する基礎知識やファクタリングサービスの見極め方、そして9つのファクタリングサービスをご紹介しました。

ファクタリングサービスは手数料や契約条件をしっかりと把握し、理解しておけば資金調達する手段の一つとして有効なのは確かです。実際に黒字だけれど手元に現金が無い、順調なのに運転資金が足りないなどの状況は突如として訪れます。そういったタイミングで経営を存続するために必要な措置としてファクタリングを知っておくべきと言えるでしょう。

また、信頼できるファクタリングサービスであれば、一時的だけではなく、継続的に売掛債権の現金化し、早い段階で資金を確保するというような考え方も視野に入ってきます。取引先との契約の都合で入金が遠くなっていて困ってしまっている場合にも役立ちますし、何よりも手元に資金があればやれることも増えるでしょう。悪徳業者には注意し、例え手数料が低いとしても結果として利益が目減りしてしまうことを留意しながら上手に活用することをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がファクタリングについて知りたかった方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

QEEE編集部

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