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404 not foundの意味は何?Webサイトに与える影響や対処方法を解説

2021年01月12日

404 not found

自社でWebサイトを運営している際、404 not foundというエラーメッセージが出て焦ったといった経験はないでしょうか。サイト運営をしていると気を付けていても発生する可能性のあるエラーですが、一部例外を除きSEOへの影響はないとされています。一方でエラーページに変遷したタイミングでユーザーが離脱してしまう可能性があるため、ユーザビリティの観点から対処しておくことをおすすめします。
そこで今回の記事では、改めて404 not foundとは何か、発生した時の対処と事前に行える対応策を解説していきます。自社サイトでエラーページを実装する際の参考となれば幸いです。

404 not foundとは

404 not foundとはHTTPプロトコルによる接続におけるステータスコードのひとつです。目的地であるサーバーには接続したものの、求めるファイルやWebページがサーバー内には存在しない、または見つけられないという状態を示しています。
404 not foundになる要因をいくつか挙げてみます。

  • ディレクトリ構造を変更した
  • ファイルやディレクトリ名を変更した
  • ファイルやディレクトリを削除した
  • 動的に生成されるページの設定を変更した
  • URLを変更時にリダイレクトを設定していない


上記はサーバーを管理する側が何らかの理由でURLが変更となる処置をしていた場合の要因と言えます。その他、アクセスする側や外部からのリンクが404 not foundになる要因としてURLの入力ミス、リンクの記述ミス、URLの変更を知らずに古いリンクを設置しているような状況などが挙げられます。
閲覧する側が必要とする情報を得られない可能性があることから、サーバーを管理する側としては、どのURLへのアクセスが404 not foundになるのかを把握し、適切に対処することが求められます。

HTTPステータスコードの種類

HTTPステータスコードは大まかに100番ごとに区切られています。HTTPステータスコードの種類について簡単にご説明します。

100番台 インフォメーションに関する情報や状況の表示
200番台 正常処理に関する情報や状況の表示
300番台 リダイレクション/移転に関する情報や状況の表示
400番台 クライアントエラーに関する情報や状況の表示
500番台 サーバーエラーに関する情報や状況の表示

100番台と200番台は主に正常に処理されている状況で利用されるステータスコードです。300番台はリダイレクションに関する情報や状況を示すステータスコードであり、リクエストを完了させるために別の操作や判断が必要である旨が示されます。
そして404 not foundが含まれる400番台はクライアントからのリクエストに対するエラーであり、クライアント側、すなわちアクセスする側の要求に対するエラーです。
500番台はサーバーがクライアントからのリクエストが処理できない場合や失敗したような状況やエラーを示すステータスコードです。
それぞれのステータスコードの番台ごとに状況に応じて細かく番号が割り振られているので、何か異常があった場合はその番号を元に調べてみると問題の解決に近づきやすくなります。

404 not foundの影響は?

次に404 not foundの影響について見ておきましょう。

基本的にはSEOにおける影響はない

404 not foundは基本的にはSEOによる影響はないとされています。実際にGoogleにおいても404 not found自体が検索順位に影響しないと明言されています。
ただし、ソフト404と呼ばれる状況においては早急に対応が必要です。ソフト404とは本来であればコンテンツが存在するはずのURLにコンテンツが存在せず、リダイレクトによって404エラーページに表示されてしまうことを意味します。結果として検索エンジンがURLで表示された404エラーページをクローリングし、評価されてしまいます。
同じく、本来であればコンテンツを用意していたページが何らかの原因で404 not foundになってしまう場合、やはり元々のコンテンツとしての評価が得られないことで、結果としてSEOに影響してしまうことも考えられるでしょう。

ユーザビリティの低下に繋がる

404 not foundは外部からの誤ったリクエストでない限りはサーバー側の管理の問題と言えます。404 not foundを把握せず放置してしまうことでサイトに対するユーザビリティが低下し、結果としてサイトに対する信頼性を損ねることになりかねません。
そもそも、外部リンクであれ内部リンクであれ、興味や関心を持ってクリックやタップしたリンクが404 not foundでは「別のサイトを見よう」と考えるのは自然であり、アクセスが少なくなるだけでなく、再訪問やファンの獲得の機会を失います。
サイトやサーバーを管理する側としては「情報を発信する」というシンプルかつ根幹となる部分を管理できていないことで、結果としてユーザーに迷惑をかけてしまうということを留意しておくべきと言えます。

404 not foundが出てしまった際の確認ポイント

次に404 not foundが出てしまった際の確認ポイントについてご説明します。

リンク切れ

404 not foundとなる原因のひとつにリンク切れがあります。カテゴリやディレクトリの移動によるURLの変更など、ページやファイルは存在しているものの、URLが適切でないことが原因です。そして、リンク切れを確認する方法として下記の2つが挙げられます。

  • インデックスカバレッジを確認
  • リンク切れチェックツールを使用


リンク切れによる404 not foundはサーチコンソールのインデックスカバレッジを定期的に確認するか、リンク切れチェックツールを使用する方法で確認し、何が原因か突き止めるべきです。
内部へのリンクであれば適切なURLへの変更、引用や参照も含めて、外部へのリンクの場合もなるべくならチェックし、正しいURLに変更し、可能な限りリンク切れの把握と対処を行うように徹底しましょう。

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リダイレクト設定

ドメインやディレクトリ構造の変更、またはディレクトリやファイル名の変更など、外部からのリンクへの対処としてリダイレクト設定を行う必要があります。しかし、リダイレクト設定を誤ってしまうことで、404 not foundになってしまうケースがあることも留意しておかなくてはなりません。
リダイレクトを設定したら正常に動作しているかツールを使用して必ずチェックしましょう。誤ったリダイレクトの設定はサイト全体のアクセス減となる可能性も高いことから、慎重に行うことをおすすめします。

入力ミス

404 not foundは手入力やコピペミスなど、目視によるチェックや手作業による入力ミスも原因になりがちです。前述したリンク切れチェックや適切なリダイレクト設定を行うと同時にコンテンツやページ内にあるリンクについてもチェックを行いましょう。
また、CMSなどで自動で生成されるサイドバーのリンク、おすすめやランキングなどのリンクについても設定によっては存在しないページを指し示すことがありますので要注意です。その他、多人数でコンテンツ制作やサイト運営を行う場合、他の誰かが変更した内容を知らず、古い知識や設定のまま記述してしまうことも考えられます。ドメインやディレクトリ名、カテゴリの変更などURLの変更に関する情報の共有を徹底することが大切です。
同時にアクセスするユーザー側の入力ミスがあることも覚えておきましょう。この場合はサーバーやサイトを管理する側では制御できないため、後述する404ページへの遷移などを行う必要があります。外部からの直接のアクセスについても目を光らせておき、誤ってURLを入力したユーザーに対しても、何らかのアクションや提案ができるようにするという意識を持ちましょう。

ユーザビリティを意識した404 not found対策

次にユーザビリティを意識した404 not found対策をご紹介します。

①404ページを作成する

まずは404ページを作成する際のポイントを見てみましょう。

サイト全体のトンマナを揃える

404ページはサイト全体のトンマナと揃えるのがポイントです。デザインや配置を大幅に変更することなく、本来コンテンツや記事などメインの部分に404ページとして表示したい内容を記載するのがおすすめです。
理由としては閲覧するユーザーとしても、いきなりサイトの構成やデザイン配置が変更されてしまうと不安になり、ブラウザのタブやブラウザ自体を閉じてしまうことがあるためです。
404ページは「リクエストしたページはないけれど、見ているサイトは合っている」ことがわかるように、なるべく同じ見た目となるよう心がけましょう。

エラーページであることを伝える

404ページはエラーページであることを明確に伝えることが大切です。404となる原因や要因を区別して理由を説明するのは難しいですが、どのようなパターンおよびケースであるとしても対応できるような文言を考えるようにしましょう。
また、フォントの色やサイズを調整して、他のページとは違うということを促すこともおすすめです。ただし、閲覧するユーザーが不安になるような配色や文字サイズなど過度な表現は避けたほうが良いです。
その他、URLの記述ミス、ファイルやページが移動した可能性、外部からのリンクに対するリダイレクトの設定不備など、「ページが存在しない理由」とともに簡単な謝罪の文言も載せておくと丁寧かつ納得できる404ページになります。

他のページへの誘導を行う

404ページにたどり着いたユーザーは、ある意味、サイト内で迷子になっている状態です。そのため、404ページでは他のページへの誘導を行うことでサイトの回遊率の向上やサイトへの信頼アップが期待できます。
例えば、簡単なサイトマップを設置してみたり、トップページや前のページに戻るボタンを設置してみたりすることで「ユーザーが次に何をすれば良いか」を促すことが可能です。
その他にもお問い合わせページへの遷移やチャットボットなどによる対応ができる仕組みを備えておくことで、ユーザーが何に困っているのか、どういう状況なのか把握できるようになり、その後の対応や改善に役立てることにもつながります。

②404ページを設置する

次に404ページを設置する際のポイントをご説明します。

.htaccessで設置する場合

.htaccessとは特定の条件下におけるサーバーへのアクセスを制御するための設定ファイルです。.htaccessに404 not foundのHTTPステータスコードとなった際に404ページへ遷移する記述をしておくことで、自動的に404ページに遷移するようになります。
例えば、404.htmlというファイルで404ページとして設定する場合は下記のような記述します。

ErrorDocument 404 /404.html

上記は404 not foundのステータスコードになったら、/404.htmlのファイルを表示するという記述です。
注意点としては404.htmlの位置を記述する際、絶対パスではなく、相対パス(ルートパス)で記述することです。絶対パスですとソフト404になってしまうので必ず相対パスで記述しましょう。

WordPressに設置する場合

WordPressではルートディレクトリ(ドメイン直下のフォルダ)に404.phpを設置することで自動的に404ページに遷移してくれます。
デフォルトの状態ですとトップページに遷移する仕組みになっていますが、404.phpファイルがあればそちらが優先されるようになっています。
また、プラグインを利用することで404ページの生成や遷移をすることも可能ですので、WordPressのテンプレートを専用のテンプレートタグで作成できない場合はプラグインを利用する方法もあります。
プラグインを選ぶ際は最新のバージョンに対応しているか、プラグインの利用や設定に関する情報が豊富なものを選ぶことをおすすめします。

レンタルサーバーから設置する場合

レンタルサーバーの場合はレンタルサーバーのコンソール(設定画面)から設定できるケースもあります。作成したファイルをFTPなどでアップロードし、レンタルサーバーのコンソールからファイルを指定することで自動的に遷移させることができるということです。
レンタルサーバーによって異なりますので、利用しているレンタルサーバーのマニュアルを見るか、直接サポートに問い合わせて聞いてみると良いでしょう。
また、レンタルサーバーによっては自分でアップロードや設定を行わなければならないこともあります。前述したhtaccessやWordPressの設定を行う場合は慎重に行うだけでなく、必ずバックアップを取って元に戻す手順を確認してから設定することをおすすめします。

【参考】ユニークな404ページを設置しているWebサイト

次にユニークな404ページを設置しているWebサイトを4つご紹介します。
投稿作業をされている方へ:下記の見出しはURLに飛び、スクリーンショットを挿入してください。

東京ディズニーリゾート

東京ディズニーリゾートの404ページでは日本語も含めて5ヶ国語でページが存在しないことが明記されています。それぞれの言語ごとにトップページへのリンクが設置されており、日本だけでなく海外からアクセスしたユーザーに対しても配慮がなされていることがわかります。

サクラクレパス

サクラクレパスの404ページでは404と大きなフォントで明示されており、文章でも一時的にアクセスできない、または移動や削除されたという旨が記載されています。同時にクレパスの歴史へのリンクの他、トップページへのリンクやサイトマップへのリンクが設置されています。また、ページ下部に検索欄が設けられているので、迷子になったユーザーがサイト内検索をしやすい仕組みにしている点もユーザビリティが高いと言えるでしょう。

ヤマト運輸

ヤマト運輸の404ページでは日本語と英語で404ページである旨を伝えるとともにちょっとしたゲームで遊べる仕組みを備えています。言語を切り替えるリンクやサイト内を検索するための検索欄も設置されており、その他にもサイトマップのような形で提供するサービスや関連するリンクが一覧表示されており、悩んだり困ったりしたユーザーが目的のページにたどり着けるよう工夫されています。

LIG

LIGの404ページでは404ページである旨を伝えながら、ユニークな文章やブログへのリンクが設置されています。その他にもお問い合わせを促すチャットボットや検索欄も設置されていることから、ユーザーが聞きたいことや知りたいことを問い合わせたり、検索したりできるようになっています。具体的に何をすべきかわからない場合でもユーザーが行動しやすい仕組みを備えていると言えるでしょう。

まとめ

今回は404 not foundに関する基礎知識や404ページの作成および設置方法、そして実際に404ページが用意されている4つの企業のページをご紹介しました。
404 not foundについては、サーバーやシステムが正常に動作している証拠でもあります。しかし、404 not foundを把握しておらず、何にも対策しない場合は白地に黒文字の404 not foundが表示されるだけで、ユーザーは不安に感じたり、何をすれば良いのかわからなくて困ったりする状況に陥ってしまいます。404 not foundを把握し、リダイレクトやURLの変更や修正を行うこと、同時に404ページを設置しておくことでユーザビリティを向上し、ユーザーがサイト内で迷子になった時に役立つよう意識してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が404 not foundや404ページについてお困りの方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

QEEE編集部

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