マーケティング・広報

SEOに有利なのはサブドメイン?サブディレクトリ?基本から使い分けまで解説!

2021年08月24日

SEOサブドメインサブディレクトリ

SEOの内部対策として、Webサイト内の構造を整理しておくことは重要です。そのため、「本サイトのコンテンツを増やしたい」「本サイトから派生したサービスを展開したい」といった際、「サブドメインとサブディレクトリのどちらにするのか」といった議論が必要になります。サイト運営者としてはSEO的に有利な方で展開を行いたいと考えるかと思いますが、実際のところサブドメインとサブディレクトリに優劣はあるのでしょうか。
そこで今回の記事では、SEOという観点でサブドメインとサブディレクトリの特徴を解説していきます。記事の最後ではそれぞれを選択した際の運用ポイントもまとめておりますので、実際のサイト運営にお役立てください。

URLの構成について解説

まずはURLの構成について把握しておきましょう。

URLを構成する要素

上記のような形でURLは通信プロトコル・ドメイン・サブドメイン・サブディレクトリといった形で構成されます。
URL上のhttps://はSSL/TLSによるセキュアな接続である通信プロトコルであり、https://の「 s 」が抜けているhttp://の場合は暗号化による保護がされていない通信プロトコルです。
基本的にURLはドット「 . 」とスラッシュ「 / 」で区切られる形になっています。
次に通信プロトコル以降の要素について、それぞれ簡単に説明します。

ドメインとは

ドメイン(ドメイン名)とはインターネット上でお互いを区別するための識別子です。ドメイン名はコンピュータによってIPアドレスに変換されてお互いのデバイスを特定しています。IPアドレスのままですと視認性が低いため、DNSによってドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みが取られています。
example.com というサンプルドメインを利用して例えるとexample.com がドメイン名であり、IPアドレスは「 93.184.216.34 」となります。(IPアドレスはホスト名検索などで確認できます)
ドメインは人間が区別するための識別子IPアドレスはコンピュータが相手を特定するための仕組みと覚えておくと良いでしょう。

あわせて読みたい

【初心者必見】今さら聞けないドメインとは?基礎知識を丁...

ホームページの開設や社内のメールアドレスの取得に欠かせないのがドメインの設定です。しかしネットワークに詳しくない方にとってドメインの設定はおろか、ドメイン自体の概要がややこしく感じられるかもしれません。ドメインはインターネットでホームページや...

サブドメインとは

サブドメインはドメインの所有者が任意の文字列で分割できる仕組みを指します。ドメイン上で何らかの区別をしたいときに役立つ仕組みです。
Yahoo!(yahoo.co.jp)の場合ですと、下記のような形でサブドメインの使い分けと割り振りが行われています。

  • search.yahoo.co.jp Yahoo!検索
  • shopping.yahoo.co.jp Yahoo!ショッピング
  • auctions.yahoo.co.jp ヤフオク
  • news.yahoo.co.jp Yahoo!ニュース


例えば、「search.yahoo.co.jp」の場合は「search.」の部分がサブドメインであり、「yahoo.co.jp」の部分がドメインです。それぞれがサブドメインによってサービスの内容を示すものになっており、ブラウザ上のURLでも視認性が高く、区別しやしくなっていることがわかります。
なお、サブドメインおよびドメインにおいては区切りとしてドット「 . 」が使われます。実在しないドメインで例えますと、「search-yahoo.co.jp」の場合は「search-yahoo.co.jp」の文字列すべてがドメインとなるため、「yahoo.co.jp」のドメインとは別のものとみなされます。

サブディレクトリとは

サブディレクトリとはドメインで接続されたデバイスの下層にあるディレクトリ名と位置や構成を示すものです。一般的には本質的には同じテーマのコンテンツをカテゴリやジャンルごとに分類するために用いられます。
例としてタワーレコード(tower.jp)のサイト構成を挙げてみます。

  • tower.jp/ トップページ
  • tower.jp/music カテゴリ:音楽
  • tower.jp/classic カテゴリ:クラシック
  • tower.jp/dvd カテゴリ:DVD/ブルーレイ
  • tower.jp/books カテゴリ:本/雑誌


tower.jp のTLD(トップレベルドメイン)である「.jp」の後ろでスラッシュ「 / 」で区切られた後の文字列がサーバー上のディレクトリ名です。ドメイン以降にわかりやすい文字列のディレクトリを配置し、サイト構成を行うことで、視認性の高いURLになっています。
なお、動的にページを生成するプログラムにおいては、TLDのスラッシュ「 / 」以降の文字列のディレクトリが必ずしもサーバー上に実在しない可能性もあります。同時にクエリがTLDのスラッシュ「 / 」以降に表示される場合もありますので、混同しないようにしましょう。

サブドメインとサブディレクトリのSEOへの影響は?

次にサブドメインとサブディレクトリのSEOの影響について、それぞれ見ておきましょう。

SEO上のサブドメインの特徴

SEO上のサブドメインの特徴は「基本的には別サイト扱いになる」ことと「本ドメインの評価を引き継ぐ可能性がある」ことの2つです。

基本的には別サイト扱いになる

サブドメインは基本的に別サイト扱いになります。例えば、本ドメインと同じサーバー上で example.com/subdomain/ の位置に subdomain.example.com サイトがあったとしても扱いは別です。
そのため、Googleアナリティクスやサーチコンソールにおいても別々にアクセス解析が可能となり、より細やかな効果測定に役立てることができます。
WebマーケティングにおけるPDCAサイクルを改善する材料にもなること、明確にターゲットやペルソナを分けた上で費用対効果や利益率を試算できることも特徴と言えるでしょう。

本ドメインの評価を引き継ぐ可能性がある

サブドメインは本ドメインの評価を引き継ぐ可能性があり、順位が上がりやすい傾向にあると言われています。任意の文字列でサブドメインを設定できるブログサービスやホームページ作成サービスでサイトを作る場合と、まったくのゼロベースで独自ドメインを利用してサイトを作る場合では、前者の方がアクセスされやすいという見方もあるためです。
もちろん、検索エンジンの評価はコンテンツの質も影響するため、本ドメインのドメインパワーや検索エンジンからの評価が高いからといって、必ずしも検索結果の上位にくるとは断言できません。

あわせて読みたい

【保存版】ドメインパワーとは?具体的な対策方法や注意点...

自社サイトの運営に携わっている中で「ドメインパワー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。ドメインパワーはSEO(検索エンジン最適化)において重要な意味をもつ概念ですが、耳馴染みのない方にはどのような影響があるものなのかイメージが沸き...

SEO上のサブディレクトリの特徴

SEO上のサブディレクトリの特徴は「本ドメインの強化に直接影響がある」ことと「インデックス数を増やすことができる」ことの2つです。

本ドメインの強化に直接影響がある

サブディレクトリは本ドメイン上のディレクトリであり、サブディレクトリ内のコンテンツへの被リンクは本ドメインの強化に直接影響します。そのため、サービスの根本となる考え方は同じくしながら、ペルソナやターゲットを絞り込んだテーマや方向性を明確に分類したコンテンツをサブディレクトリで展開すれば、必然的に本ドメインのドメインパワーが高まるということです。
実際問題としてカテゴリやジャンルで分類するということは、サイトの構成や導線にも関わる部分であり、適切な内ブリンクの配置にもつながることからユーザビリティの向上も見込めます。

インデックス数を増やすことができる

サブディレクトリはサブドメインとは違い別サイト扱いにならないため、ディレクトリを増やしてコンテンツを増やせば本ドメイン上のインデックス数も増やせるのも特徴です。同時に本ドメインのプログラムやシステム上でのカテゴリ分けや分類も容易であることから、Webマーケティング施策ごとに切り分けることも難しくありません。
また、サブディレクトリにおいてはカテゴリによる分類以外にも、専門性の高いジャンルを切り分けることでGoogleの求める専門性の高いコンテンツを充実させることも可能です。

選ぶ基準とSEOにおける運用のポイント

これまでの解説をまとめますと、サブドメインは明確にサービスやコンテンツのテーマが異なる場合、サブディレクトリは同じテーマの中でコンテンツの深堀りやより質の高いサービスを展開している場合に適していると言えるでしょう。
ただし、Googleの見解においてはSEOにおいて優劣はないとしていることも理解しておくべきです。
加えて、サブドメインやサブディレクトリは検索結果に同じような形で反映されます。例えば、Yahoo!で検索するとYahoo!ジャパンのトップページに遷移するリンクの下に、サブドメインであるYahoo!ニュースやヤフオク!などのリンクが掲載されます。同様にサブディレクトリのカテゴリやジャンル名も同じような形で検索結果に表示されます。
どちらの方が優れているというより「どのように使い分けるか」を意識したほうが、よりドメインパワーを高めることやアクセスアップにつながることを期待できるでしょう。

サブドメインを選択する際のポイント

サブドメインを選択する際、本ドメインのサイトとの差別化を徹底することが重要です。Yahoo!の事例で言えば、明確にサービスそのもの、提供するコンテンツそのものに違いがあることがわかります。
例え取得するのが簡単でもサブドメインを利用する必要があるのかサブドメイン上のサイトを運営するリソースがあるのかも含めて、中長期的に考えるようにしましょう。

サブディレクトリを選択する際のポイント

サブディレクトリを選択してコンテンツの分類やマーケティング展開を行う際は、コンテンツの重複やブレに注意しなくてはなりません。同じようなテーマ・ジャンルのコンテンツばかりが増えてコンテンツが重複してしまうと、ペナルティが発生する恐れがあるため注意が必要です。同時にカテゴリごとの作り込みは大切ですが、深堀りや裾野の広げすぎで本ドメイン上のテーマや方向性にズレが出てくると権威性が低くなる可能性があります。
結果として本ドメインのドメインパワーを高めるどころか、かえって下げてしまう結果を招きますので注意しましょう。

まとめ

今回はサブドメインやサブディレクトリに関する基礎知識とそれぞれのSEOへの影響、そして選ぶ際の基準や運用のポイントについてご紹介しました。
実際問題として、ブラウザなどのアドレスバー上のURLをチェックしているユーザーがいるかといえば、どちらかと言えば少ないかもしれません。しかし、ユーザー=人間側の視認性だけではなく、インターネットの仕組みやSEOとして考えると明確に違いがあり、その違いを上手に使い分けるべきであるのは確かです。
サブドメインとサブディレクトリの違いを理解し、用途にや目的に合わせて使い分けることで、ドメインパワーを高くすることやアクセスアップにお役立てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がサブドメインやサブディレクトリについて理解を深めたかった方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

QEEE編集部

QEEEは、INTLOOP株式会社が運営するビジネスの総合ポータルサイトです。 多様なコンサルティング実績をもつINTLOOPのノウハウを生かし、あらゆる経営課題・ビジネスの悩みを解決するサービスを提供しています。 QEEEマガジンでは、マーケター・人事・エンジニア・営業などの各職種に向けて、SaaS比較やビジネスコラムなどのコンテンツを各領域のスペシャリストが発信しています。

投稿一覧へ

関連記事

他サービスはこちら