経営企画

ファクタリングの基礎知識と「マネーフォワード アーリーペイメント」の特徴

2021年01月08日

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ファクタリング業界の展望、「マネーフォワード  アーリーペイメント」の特徴についてマネーフォワードケッサイ株式会社 取締役会長の家田氏にインタビューした内容をQEEE編集部でまとめてみました。

 


家田 明(いえだあきら)

マネーフォワードケッサイ株式会社 取締役会長

<経歴>

1988年 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、同年に日本銀行に入行。考査局、京都支店、営業局、金融研究所、金融機構局などを経て、2011年 から2013年まで、鹿児島支店長。2016年に金融機構局 金融高度化センター長に就任し、ITを活用した金融の高度化、リスク管理と内部監査、地域プロジェクト支援、金融機関の働き方など、金融機関のリスク管理・経営管理の高度化を支援。2018年に、マネーフォワードに入社。現在、マネーフォワードグループで企業間後払いサービスや売掛金早期資金化(ファクタリング)サービスなどを手がける。


新型コロナウイルス感染拡大による日本経済の低迷で、資金繰りに行き詰まって倒産する中小企業が後を絶ちません(*1)。これだけの規模の経済危機が起きると、経営者は、業績が好調なのに破綻する「黒字倒産」を警戒しなければなりません。

 そのような状況下で直近、中堅企業や中小企業の資金繰り対策として、ファクタリングという資金調達方法が注目されています。

ファクタリングは、企業の売掛債権を、債権買取業者が買い取ることで早期資金化、売掛先が支払った段階で清算する金融サービスです。

企業は、債権買取業者に手数料を支払うことで早期に現金を手に入れることができるので、資金繰りに余裕が生まれます。この記事では、マネーフォワードケッサイ株式会社 取締役会長の家田氏にインタビューした内容を元にファクタリングの概要や利便性を解説した上で、同社が運営するファクタリングサービス「マネーフォワード アーリーペイメント」のサービス内容をご紹介します。


*1:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20201008_05.html

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ファクタリングとは売掛債権を早期に現金化する仕組み

ファクタリングの仕組み

まずはファクタリングの仕組みを解説します。ファクタリングは、売掛債権が発生した段階で申し込むことができます。

企業はまず、ファクタリング会社に、自社の売掛債権買取の審査・見積もりを依頼をします。ファクタリング会社は、企業から受け取った資料や情報を基に審査を行い、企業に手数料率等の条件を提示します。 企業が条件に納得できたら、売掛債権の買い取りを依頼します。

買取依頼から数日中には、手数料が差し引かれた額が振り込まれます。売掛債権の期日が到来し、企業が売掛先から代金を受け取ったら、企業はファクタリング会社に返金します。

以上の流れを簡潔にまとめてみます。

  1. 企業(自社):ファクタリング会社に、企業(自社)の売掛債権買取の見積もりを依頼する
  2. ファクタリング会社:審査を行い企業(自社)に見積を提示する
  3. 企業(自社):売掛債権買取業者に売掛債権の買い取りを依頼する
  4. ファクタリング会社:手数料を差し引いた上で代金を企業(自社)に振り込む
  5. 売掛債権の期日が到来:企業が売掛先から代金を受け取ったら、企業(自社)はファクタリング会社に返金する

ファクタリングを利用することで、売掛債権の支払期日より早く現金を入手できます。早く現金が手に入れば、資金繰りに悩む必要がなくなりますし、仕入費用や外注費といった自社からの前出し費用が多く発生する大型案件にも挑戦しやすくなり、売上・事業成長に繋げることも可能になります。

ファクタリングが既存の資金調達方法より優れている点

 ファクタリングは資金調達方法の一種類と考えることができます。既存の資金調達方法の中の1つに金融機関の融資がありますが、こちらは審査に1~2ヵ月かかることが一般的です。また事業規模や直近の業績によっては中々融資がおりないケースもあります。一方、ファクタリングであれば、申し込みから数日~2週間程度で現金を受け取ることができます。

どのような企業がいつ使うのが理想か

 ファクタリングのメリットを享受できるのは、主に次のような企業です。

  • 支払いサイトが長期間に設定されていて、入金を待たされることが多い企業
  • 自社の支払いが先に発生する事業を展開している企業
  • 業績は悪くないのに資金繰りが恒常的に悪化して、大型案件に挑戦できない企業

入金を待たされる企業がファクタリングを使うメリット

売掛債権は、自社の企業規模が小さいほど、そして売掛先企業が大きいほど、入金までの期間が長くなる傾向があります。企業の立場が弱いと、業務を終了しても支払いが2ヵ月先、3ヵ月先になることもあります。

現金を受け取るのは2ヵ月先なのに、その業務を担当した社員の給料やその業務にかかった費用などの支払いは済ませなければなりません。

つまり、企業は支払い期日まで、お金が出ていくだけで入ってこない状況に置かれます。支払い期日までの資金は、他の業務の売上金でまかなうしかなく、このままではいつまでも自転車操業を脱出できません。建設業やソフトウェア業などの案件着手から入金までの期間が長い企業は、ファクタリングのメリットを受けられるはずです。

自社の支払いが先行する企業がファクタリングを使うメリット

広告業、内装業、イベント業などでは、自社の支払いが先行することがあります。そのような企業は、ファクタリングで大きなメリットを得ることができます。

自社の支払い先行とは、次のような状態のことをいいます。例えば、広告代理店が動画広告をつくるために、外注先に動画制作を依頼したとします。このとき広告代理店は、自社の顧客(広告主)から代金を受け取る前に、動画制作の外注先に支払わなければならないことがあります。

これでは、「お金が入ってこない」状態と「お金が出ていく」状態が重なり、資金繰りが悪化てしまいます。このような状態が続いていると、大型案件のチャンスが巡ってきても、それに挑戦できなくなります。そのような時に役立つのがファクタリングを利用した資金調達方法です。企業がファクタリングの活用により大型案件を受注できるようになれば、企業自体の成長を加速させることができます。

日本におけるファクタリングの現状と課題

課題

ファクタリングは欧米で始まった金融サービスですが、日本にも1970年代には始まっています。ただ歴史はありますが、普及しているとはいえません。日本の経済規模からすると、ファクタリングはもっと普及してもよい資金調達方法です。

悪質業者によって悪いイメージが広がってしまった

最近まで日本でファクタリングが普及しなかった原因は、次の3つが考えられます。

  • 悪質業者のファクタリング ビジネスへの参入
  • ファクタリングを利用することに対するネガティブなイメージ
  • 取引先(売掛先)にファクタリング利用を知られることによる取引のへの悪影響

売掛金の回収に困っている企業の足元をみて、高額な手数料を要求する悪質業者が、このファクタリング業界にいたのは事実です。悪質業者に「痛い目」に遭った企業経営者は、ファクタリングによい感情を持ちません。

そのためファクタリングは「危ないもの」「最終手段」と感じている経営者もいます。さらに、ファクタリングを利用していることが取引先(売掛先)企業に知られたら、「資金繰りに困っている会社」と思われることを懸念する経営者もいます。

状況は改善され豊富な資金需要に対応できる「頼れるサービス」に

前述のように悪質な業者が散見されたファクタリング業界ですが、直近大企業やフィンテック企業などの信頼性が高い企業が参入してきています。

それらの新規参入企業では対面での面談等が不要なオンラインファクタリングが主流となっており、利便性の向上や手数料率の適正化により、ファクタリングが中小企業にとって使いやすい資金調達サービスとして注目を集めてきています。

また、直近の新型コロナウィルス感染拡大による経済や景気の低迷や不安定による資金需要の膨張も、ファクタリングのニーズ拡大を後押ししています。

政府が公的融資を拡大する一方、窓口の混雑によりなかなか入金がされない、存続の為の運転資金は確保できたが事業成長資金は充分に確保できていない企業も見られます。融資などの資金調達利用する一方で、いざという時の迅速な資金調達手段としてファクタリングを検討することは、重要な経営判断といえます。

マネーフォワード アーリーペイメントの特徴

マネーフォワード アーリーペイメント

続いて、マネーフォワードケッサイ株式会社のファクタリング・サービス「マネーフォワード アーリーペイメント」を紹介します(*2)。

*2:https://mfkessai.co.jp/ep

マネーフォワード アーリーペイメントをチェック

マネーフォワード アーリーペイメントは東証マザーズ上場グループが運営する、法人向け売掛金早期資金化サービスです。 融資などの調達手段より迅速に、債権金額に応じた金額を調達可能です。 収支のズレが発生する企業の資金繰り改善はもちろんのこと、企業の成長資金調達においても、...

上場企業グループ会社が運営

マネーフォワードケッサイ株式会社は、東証マザーズに上場している株式会社マネーフォワードが100%出資する会社です。ファクタリングは金融サービスなので、運営主体の経営規模や経営状況はとても重要です。

株式会社マネーフォワードの2019年11月期(2018年12月~2019年11月)の売上高は71億5,600万円で前期比55.8%増でした。

手数料は1.0~10.0%

「マネーフォワード  アーリーペイメント」のファクタリング手数料は1.0~10.0%です。1.0%は業界最安水準です。手数料以外の費用は掛かりません。

初回5営業日、2回目以降2営業日で入金

「マネーフォワード アーリーペイメント」は企業の緊急事態に備え、初回の利用でも、申し込みから最短5営業日で資金を振込みます。2回目以降の利用の場合、最短2営業日で資金調達できます。

2社間ファクタリングなので売掛先に知られません

「マネーフォワード アーリーペイメント」のファクタリングは、利用企業と「マネーフォワード アーリーペイメント」の間だけで成立します。

2社間のファクタリングなので、売掛先にファクタリングを利用していることが知られることは原則ありません。利用企業の情報管理には細心の注意を払い、機密として保護します。

売掛先の支払い不能リスクを負う

「マネーフォワード アーリーペイメント」を利用したあとは、売掛先から支払いがあった時点で、資金を返金します。このとき、売掛先の支払い不能リスクは「マネーフォワード アーリーペイメント」が負います。

マネーフォワードーリーペイメントが解決する課題

「マネーフォワード アーリーペイメント」は、新しい企業の発展をサポートするサービスです。金融機関の融資先は、どうしても大企業が中心になってしまいます。それは、設立したばかりの企業や中小企業に融資をしても、少額かつ短期になることが多いので金融機関としての収益がが比較的少ないからです。

ベンチャー企業や中小企業、スタートアップ(企業)の経営者は、少なくとも一度は「金融機関は自分たちの資金支援に熱心ではない」と感じたことがあるのではないでしょうか。

そのため、優れた技術やサービスを持ち、業績を伸ばしている企業であっても、資金不足から大型投資をためらっているところが少なくありません。

もしくは、経営者本人が借金をしたり、家族や知人や友人からお金を借りたりしているケースもあります。これは安定的な資金調達手段とはいえません。売掛債権さえあれば資金を獲得できる――これが、ファクタリングの最大のメリットです。

「マネーフォワード アーリーペイメント」が、業界最高水準の条件でファクタリング・サービスを提供するのは、売掛債権を多く持ち多くの会社から信頼されている企業を支援したいからです。

日本経済を支える中小企業やベンチャー企業が、資金繰りに頭を悩ませる時間を減らし、本業に費やす時間をできる限り増やせるよう支えるのが、「マネーフォワード アーリーペイメント」の想いです。

マネーフォワード アーリーペイメントの活用事例

ここから「マネーフォワード アーリーペイメント」の活用事例を紹介します。

広告代理店は1億4,000万円を調達

広告代理店A社は、常に広告費用が前払いとなるため資金繰りに窮し、積極的な「大型案件獲り」に出られない課題を抱えていました。そこで「マネーフォワード アーリーペイメント」のファクタリングを利用することにしました。

A社は「マネーフォワード アーリーペイメント」に申し込みしてから10営業日以内に1億4,000万円を調達することができました。

映像制作会社は本業に集中するために5,000万円を調達

映像制作で急成長しているB社は大企業から注文が入るほどの優れた企業です。しかし売掛先が大企業であるがゆえに、業務終了から入金までの期間が長くなりやすく困っていました。

B社の社長は「常に資金繰りに奔走しなければならず、本業に集中できない」と感じていました。B社社長は、「手間とコストをかけず資金調達したい」と考え、複数のファクタリング業者を比較して「マネーフォワード アーリーペイメント」から5,000万円を調達しました。

結びにかえて~日本のファクタリングはどうあるべきか

最後に家田氏から今後のサービスの展望について聞いてみました。以下、家田氏のインタビューの引用です。

中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ(企業)の経営者には、『ファクタリングという資金調達方法がある』ということを是非知ってもらいたいと思います。
その為にファクタリングサービス提供者の我々自身が、皆様に安心して使って頂けるよう様々な取り組みを今後もしていく予定です。
その中の一つとして、マネーフォワード アーリーペイメントは福岡銀行様と通常の融資とファクタリングを組み合わせた実証実験を開始しています。同様の取り組みを他の金融機関や、事業会社とも今後拡大していきたいと考えております。

ファクタリングは、守りの資金調達手段はもちろんのこと、企業の成長に寄与する攻めの資金調達手段ともいえます。ファクタリングが拡大すれば、日本経済全体が活性化すると信じています。

攻めの経営をするときも、守りの経営をしなければならないときも、「マネーフォワード アーリーペイメント」のファクタリングが役に立つはずです。是非みなさまも一度ご活用を検討してみてはいかがでしょうか。

マネーフォワード アーリーペイメント
https://mfkessai.co.jp/ep

この記事を書いた人

QEEE編集部

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