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【保存版】ドメインパワーとは?具体的な対策方法や注意点まで徹底解説

2020年11月27日

ドメインパワー

自社サイトの運営に携わっている中で「ドメインパワー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。ドメインパワーはSEO(検索エンジン最適化)において重要な意味をもつ概念ですが、耳馴染みのない方にはどのような影響があるものなのかイメージが沸き難いものでもあります。
そこで今回は、SEO初心者の方に向けてドメインパワーについて丁寧に解説していきます。ドメインパワーの基本から、チェック方法・改善方法といった業務で活用できる具体的な内容まで触れていきますので、ご参考になれば幸いです。

【基本編】ドメインパワーとは

ドメインパワーとはドメインの評価の指標であり、検索エンジンがサイトの情報を中長期的に収集した上で変動していく数値を指します。
ドメインパワーの高いサイトとドメインパワーの低いサイトでは検索順位に差が出てしまう可能性があるため、ドメインパワーを高めること=SEOの一環として重視されています。
例えば、ほぼ同じクオリティのコンテンツを公開した場合においても、ドメインパワーの強いサイトが検索順位の上位に表示される傾向があります。極端なことを言えば検索流入によるアクセスの増減が直接的に利益や売上に影響する場合、競合他社やライバルに顧客やユーザーを奪われてしまう可能性があるということです。

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ドメインパワーとSEOの関係

ドメインパワーとSEOの関係はドメイン上のサイトへの評価+コンテンツの評価=検索順位と考えるとわかりやすいでしょう。

上記はドメインパワーをチェックするツール「MOZ」を利用して「Wikipedia」のドメインパワーを調べた結果です。「Domain Authority」がドメインパワーを示しています。
Wikipediaは被リンクや内部リンクも数多くあり、コンテンツとしての質などもしっかりとしていること、長年に渡り運営されていること、ユーザビリティやサイト表示速度においても優秀であることなど、ドメインパワーが強くなる要素が揃っており、Domain Authorityの数値も非常に高くなっています。
実際に単純なキーワードや単語による検索の場合、Wikipediaが1桁台のページに掲載されていることを考えるとドメインパワーによる影響力が決して小さいものではないことが理解できます。

ドメインパワーにまつわる疑問

ドメインパワーの概要を抑えたところで、良く耳にするドメインパワーに関する疑問について触れていこうと思います。

ドメインパワーの目安は?

ドメインパワーについてはドメインパワーをチェックするツールによって若干数値に違いが出ることを留意しておきましょう。その上で競合サイトや競合他社のドメインパワーをチェックし、自社ドメインと比較することから始めるべきです。
GoogleやWikipediaといったドメインパワーの数値が高いドメインと比べるというより、同じ業界や業種、ライバルとなるサイトのドメインをいくつかチェックすることで大体の平均値を割り出し、その上で最大値と最小値も含めて比較検討しましょう。
ドメインパワーをチェックするツールにもよりますが、一般的には50前後であればそこそこ強いドメインパワーと言えます。0~30程度ですとまだまだ努力する余地があるとと判断すべきです。

ドメインパワーが得られるまでの時間は?

ドメインパワーが得られるまでの時間は最低でも3ヶ月~半年、1年以上が必須とされています。SEOを行った上でコンテンツをたくさんアップしているとしてもすぐに数値が高くなるとは限らないということです。

実際にドメインパワーが強い企業やブランドのドメインについては、長い年月と定期的な更新がされているものが多く、信頼できるドメインという客観的な評価がしやすいものばかりです。

SEOも然りといったところですが、いきなりドメインパワーやアクセスを増やそうと考えるというより、ゆっくりと育てて信頼を得るような施策が望ましいでしょう。

ドメインパワーが弱いサイトは上位に上がれない?

ドメインパワーが弱いサイトは上位に上がれない?という疑念もあります。実際にはコンテンツの質が高ければドメインパワーに関係なく上位に上がれる可能性はあります。

一方でGoogleにおいてはYMYLと呼ばれる品質評価ガイドラインの中で重要視されるE-A-Tという品質評価要素が存在します。YMYL領域の場合、新しいドメインにおいてはコンテンツの質が高くても、権威性のあるドメインパワーが強いサイトに押されて上位に上がれない可能性も考慮しなくてはなりません。

  • Expeart(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼)


上記がE-A-Tにおける3つの品質評価要素であり、中でも権威性や信頼については短期間で得られるものではないとされるため、やはりコツコツと育てなければ本質的なドメインパワーを得られないと理解しておくべきと言えます。

【実践編①】ドメインパワーをチェックしてみよう

次にドメインパワーをチェックできるツールを2つご紹介します。

パワーランクチェックツール


パワーランクチェックツールは1日における検索回数の制限があるものの登録無しで利用できるのが特徴です。

上記は www.google.co.jp をチェックした結果となります。未登録で1回、登録することで3回までチェックすることが可能になります。最大でも3回であることを考えると、まずは所有するドメインを毎日チェックすることから始めてみると良いでしょう。
ドメイン上のサイトにおいて具体的に何をしたのか記録しておき、同時アナリティクスなどのデータを参考にすることで効果測定の指標にすることができます。他のツールと併用することでいくつかの視点からチェックするのもおすすめです。

MOZ

MOZはメールアドレスで登録するタイプのドメインパワーチェックツールです。無料で利用できますが機能制限があり、制限無しに利用するには月額課金で$99、$149、$249、$599のいずれかのプランを選ぶ必要があります。
試しに登録して www.google.co.jp をチェックしたところ下記のような結果が得られました。

前項のパワーランクチェックツールとは微妙な差があることがわかります。また、その他にも詳しい情報が表示されますので、所有するドメインについて、どのような情報が取得できるのかチェックしてみてください。
なお、有料版は30日間の無料トライアルがあるので、まずは無料トライアルを試してから課金するべきか判断するのがおすすめです。

【実践編②】ドメインパワーを高めよう

ドメインパワーがSEOに影響する可能性を考えると、ドメインパワーを高める施策を行う必要があります。極端なことを言えばドメインパワーが低いままコンテンツを作り続けても競合他社やライバルの方が上位に表示されるためアクセスすらされないことも考えられるからです。
次にドメインパワーを高めるための具体的な施策例や対策時に気をつけるべきポイントをご紹介します。

具体的な施策例

ドメインパワーを高めるための具体的な施策例を見てみましょう。

①独自ドメインでサイト運営を行う
②新ドメイン・サブドメインを使い分ける
③被リンクを獲得する
④コンテンツの質を高める
⑤サイト運営を継続する

上記それぞれの項目を簡単にご説明します。

①独自ドメインでサイト運営を行う

まずは独自ドメインでサイト運営を行うことから始めましょう。何らかのブログサービス、ホームページ作成ツールの無料ドメインの場合、大元の評価が反映されるため、ドメインパワーを高める施策が通用しないためです。ここで注意すべき点は、サブドメインを変更できる無料ドメイン=独自ドメインではないということです。
例えば、 example.com というドメインを無料で利用できるホームページ作成ツールがあったとして、 abc.example.com という形で独自ドメインを取得したつもりになってはいけないません。abc.example.com のドメイン上にあるサイトを運営している場合はあくまでも大元の example.com のドメインの評価が引き継がれるということを理解しておきましょう。

②新ドメイン・サブドメインを使い分ける

新ドメインから既存のドメインにリンクすることで外部リンク対策になります。企業や組織においてドメインを1つしか持ってはいけないというルールはないため、マーケティング施策ごと、または商品やサービスごとに新ドメインを取得しながらドメインをリンクしておくのはSEO効果が期待できます。ただし、ドメインがたくさんあればあるほどドメイン毎のサイトの数だけ、更新やコンテンツのアップなどの手間が増えることは留意しておく必要があります。
また、サブドメインについては大元のドメインの評価を引き継げることから、新しいサブドメインであっても検索結果の上位に表示されやすくなります。新ドメイン同様にサービスや商品ごとサブドメインを作成し、それぞれサイトを作ることで、早い段階からアクセスを増やせる効果が期待できるでしょう。

③被リンクを獲得する

ドメインパワーを高めるには被リンクを獲得すること、同時にアクセス数を増やすことが重要です。ただし、被リンクはサイト運営側がどうこうできる問題ではないため、後述する「コンテンツの質を高める」ことでリンクや引用してもらえる可能性を増やして、地道に被リンクを増やすしかありません。
被リンクを獲得する方法としては検索結果、SNSの投稿、他社メディアでの掲載、ドメインパワーの高いサイトからの被リンクなど対策すべき項目がたくさんありますので、ひとつずつ着実に進めることをおすすめします。

④コンテンツの質を高める

被リンクやアクセス数を増やすためには「参考や参照元となる情報」や「シェアおよび共有したい情報」を発信するのが効果的です。前述したGoogleのE-A-Tを意識して、専門性が高く、しっかりとした権威を持ち、信頼できるサイトとして認められるような質の高いコンテンツの作成を心がけましょう。
逆に言えば、ドメインパワーに頼り切って質の低いコンテンツを作り続けてしまうとドメインパワーが下がる可能性もあります。検索エンジンがコンテンツの量ではなく、コンテンツの質を重視していることを忘れないようにしてください。
考え方としては企業や組織として培った知識や経験を強みとして信頼できる情報を発信するのが大切です。誰にでも作れるコンテンツではなく、自社にしか作れないようなコンテンツを制作するのがおすすめです。

⑤サイト運営を継続する

サイト運営を継続することもドメインパワーを高める方法のひとつです。ただし、ドメインを取得して放置するような手法はおすすめできません。あくまでも定期的に更新を行った上でサイト運営を継続するようにしましょう。
純粋に継続的にサイト運営できること自体が信頼に値すること、同時に長い期間、信頼できる情報を発信することが権威につながりやすいということです。
サイト運営を継続する=同じドメインを使い続けるということでもありますので、新しくドメインを作る場合は「長く使い続けられるもの」と「サブドメインを増やしやすいもの」の両方を意識することをおすすめします。
昨今ではドメインが短い方が良いという風潮ではありませんが、サブドメインを増やすことを考えると、ドメインはなるべく短く、企業や組織として一目でわかる文字列にしたほうが無難と言えます。

対策時に気を付けるべきポイント

次に対策時に気を付けるべきポイントについてチェックしておきましょう。

被リンクを購入しない

被リンクを獲得するとドメインパワーが高められると説明しましたが、被リンクを購入することはおすすめできません。検索エンジンでは被リンクの購入は規約違反となり、ペナルティになる可能性があるためです。同時に不自然なリンクについては検知される可能性が高いことから、被リンクを増やすためだけの施策は行わないようにしましょう。
あくまでも他サイトが引用や参考、参照元とする被リンクを増やすことを意識すべきであり、全く関係のないブログやサイトからの被リンクやアクセスを増やすような手法は避けるべきです。
また、競合他社やライバルなど他サイトのドメインパワーを下げるために、低品質のサイトから被リンクを仕向けるという悪質な手法があります。Googleであればサーチコンソール上において被リンクを否認する方法がありますが、サイトへのアクセスに影響するため対策する場合は慎重に行うようにしてください。

中古ドメインには注意

Webマーケティングの手法の中には古いドメインを買い取ってドメインパワーが高い状態から始めるというケースも散見されます。またはドメインパワー云々は別としても、企業や組織として相性の良い文字列のドメインが販売されていて購入するパターンもあるでしょう。
どちらの場合においても、中古ドメインの中には以前にペナルティを受けたドメインも存在することを留意しておきましょう。中古ドメインといっても、ドメインパワーが高い、または短くわかりやすいドメインの場合は決して安いものではありませんし、既存のドメインから移行したら、かえってアクセスが低下する可能性があります。
中古ドメインを使ってはダメ、ということではありませんが充分に注意してください。場合によっては取得されていない独自ドメインを取得したほうが安全であるということも覚えておきましょう。

まとめ

今回はドメインパワーに関する基礎知識やドメインパワーをチェックするツール、そしてドメインパワーを高める方法をご紹介しました。
ドメインパワーについては一喜一憂するための数値というより、所有するドメインのドメインパワーが着実に高くなっているかの効果測定、または競合他社やライバルと比較する材料として利用しましょう。また、ドメインパワーを高めるためにコンテンツ制作をするのではなく、あくまでも企業や組織として質が高く、有益であり、信頼できるコンテンツを制作することを忘れてはなりません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がドメインパワーについて知りたかった方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

QEEE編集部

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